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第82話 遺跡の中へ



───とある遺跡。

 皆が進んでいると、森林地帯に行き渡る木々と周囲を解け合うように存在している遺跡。

 数百年は経過しているのか………長い年月を物語り、コケが茂る石造りの壁。入り口の中は不気味な漆黒が広がり、まるで大口を開いた巨人である。


「さて、今回の依頼内容は?」


 アレックスはサウルに尋ねる。何故ならアレックスとデビッドは主に討伐依頼と採取依頼しかやった事がない為、トレジャーミッションは初挑戦であり、年下だけどトレジャーミッションはサウルが経験豊富である。


 サウルは経験者のように語る。


「とりあえず、遺跡の中にある(魔の宝玉)をトレジャーする事だ。まぁ中はどんなトラップやモンスターがいるか分からないから、注意は必要だな………」


 サウルは言った。


「なら、モンスターは俺」


「トラップは私に」


「そして自分は皆様のフォローを致します」


 アレックス、デビッド、ロメロは説明した。モンスター相手はアレックスが引き受け、トラップの破壊はデビッド、魔法で察知し、破壊する。そしてロメロは彼らの戦闘、トラップの察知、破壊のフォローの役割を担当する。



 そして………デビッドを先頭にアレックスとロメロは入り口の奥へと吸い込まれるように足を踏み入れる。



 少し沈黙し、サウルは真剣な様子で口を開く。


「アンタの事、まだ信用したわけじゃないからな………」


 サウルはマスク・ド・aに言葉を放ち、疑う。

 少し後………サウルはアレックス達に続き、入り口に入る。


(ハァ…………)


 アンゼシカ(真美)は嫌な様子。何故なら疑われるのは良い気はしないからだ。なお設定上、マスク・ド・aは登場しない為、こんな場面はない。


「入りましょう、マスク・ド・a様っ」


 ミリアはアンゼシカ(真美)の手をカップルのように繫ぎ、遺跡の中に連行する。なお、皆には伝えていないが、左の手首には黒い文字が浮かび上がり、そして(謎の声)が頭の中に語り掛け、徐々に強くなってくる。


 ★★★★★★


 そう言えばここの遺跡イベントは、皆が魔法陣のトラップに巻き込まれ、別々の場所に転移してしまう。

 そこでミリアと一緒になったサウルが(魔の宝玉)を発見したが、(魔の宝玉)から広がる光に彼の弱い心に付け込まれて操られ、ミリアとバトルになる話だ。そこでアレックスとデビッド、ロメロが介入し、サウルを止めるイベントになっている。しかし、ここまで進む中、設定にはない不確定な場面が発生している為、通常通りイベントにはならないだろう。


 ★★★★★★





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