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エピローグ



 

 それから、共和国に平和が訪れた………。


 国内で暗躍していたテロ活動は共和国軍と冒険者によって鎮圧され、裏で繋がっていた共和国議員も逮捕される。


───そして(新政府バロム)、彼等の正体をリチャード首相から知った。それは共和国から昔にいた古い一族で、彼等らは人間とモンスター、悪魔の融合を崇拝していた者達だ。


 ミリア達が上陸した島、それは100年前に彼等が過ごしていた遺跡で、異種融合文化を危険視した時の政府が武力で粛清し、壊滅させたハズだった。


 その子孫がリシャール・マクロンで、今回の異変に繋がるのである。



 1ヶ月後………。


 共和国新聞にて、テログループのリーダーであるリシャール・マクロンは裁判にかけられ、死刑の判決を受けた。主な罪状はテロ行為、国家転覆、組織犯罪といった罪で、他にも様々な余罪もある。



───場所は共和国首都にある刑務所前、鉄格子のドアを開き、そこに1人の女性が出所して来た。


 女性の前に、黒髪の高身長の中年男性がニコッと笑いながら待っていた。


「シェバ、おかえり」


「パパ………ただいま」


 2人は強く、抱擁した。互いに涙を流し、父娘の再会を分かち合う。


 それは、長きに渡る地獄の時間の終わりだった………。片方は娘と妻を共和国に逃がし、王国でテロリストのリーダーとして活動していた父親。そして片方も父親を王国に残し、母と一緒に共和国に渡り、それからは色々とあって父親と同じようにテロリスト達になってしまい、人として生きる事を辞めた………。


 その遠くから、見ているのはミリア達。


(良かった………ちゃんと再会が出来て………)


 ミリアはポロポロと涙を流し、感動していた。


「ミリアさん、弁護の方、お見事でした」


 アンゼシカ(真美)は言った。


 1ヶ月前、シェバを弁護したのはミリアだ。あのアジトにて(新政府バロム)が行っていた所業を元にし、シェバ自身も彼等に誘拐され、洗脳されていたと軍事裁判所に嘆願し、無罪を主張した。


 ───そして軍事裁判所にて、傍聴席には複数名の政府関係者達が重い雰囲気の中、見守る。


 被告人席に立つシェバ・ハメド。彼女は罪を受け入れるつもりだった、もちろん死刑でも………。何故なら自身がして来た所業を考えてみたら、仕方ない。すると、判決が下される。


 被告、シェバ・ハメドを無罪とする。


 裁判長は言った。


「やった」


 政府関係者達は判決に不満を抱くが、傍聴席にてミリアはガッツポーズし、裁判は閉廷した。



───さらに数日後。


 場所はクロフォード王国にある今や草木が鬱蒼に茂っているとある廃村にて、シェバとスアレスは墓を作った。


 サリア・ハメド、ここに眠る………。

 

 母の名前を刻んだ墓。2人は手を合わせ、(遅くなった、安らかに眠ってくれ)と、祈るのである。そしてシェバは言う。パパと一緒に、王国の民族や宗教、伝統を布教する活動したいと………。


 スアレスは「是非」と、笑みを浮かべる。



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