表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

535/556

劇場版ストーリー25




───そして………彼等はアンゼシカ(真美)の宣言通り、後悔させられるのだった。向こうは油断していた………相手はたかが1人で、30人の数を誇る武装工作員は(こんなふざけた奴に負けてなるものか)。と、自信に満ちた姿勢で啖呵を切っていたたが………。


 マスクの瞳が太陽の光に当てられ、キラっと輝く。


「では、参りますっ!!」


 いざ、戦闘になるとアンゼシカ(真美)は土煙が発生させる程の脚力で地面を蹴って、スタートを切った。


「たかが1人、怖れる事はない。我に続けっ!!」


 前線指揮を取るテロリスト工作員の一喝に、他の同胞達も雄叫びを響かせ、武器を構えて駆け出る。


 ★★★★★★


 そして奴らが得物を振るう寸前に、アンゼシカ(真美)は大聖剣を一気に横なぎを喰らわせ、10体から20体のテロリスト工作員達はクルクルと上空を舞い………次々と地面に叩きつけられる。


 ぐ、ぐぺぺぺぺ………。


 強過ぎる………と、(新政府バロム)のテロリスト工作員達は、全身を叩きつけれてピクピクと震わせて虫の息になる。叩きつけられたテロリスト工作員は全身打撲による衝撃により助骨は折れたり、腕が骨折。


「私を舐めた当然のバツよ………」


 バサっとマントを広げ、アンゼシカ(真美)は大聖剣を担ぎ上げ、カッコ良い形で突き立てる。一方、後ろの方でミリアが「キャー、マスク・ド・aさまぁ~〜〜っ!!」と、言って瞳の色をハートにして応援している。


(………もう、ミリア様ったら)


 大きい声を出すミリアの応援に、恥ずかしい様子のアンゼシカ(真美)。最近、ミリアの応援に悪い気がしなくなった………慣れと言うのは怖いモノである。変な趣味に走らなければ良いけど………。


「何て強さだ………」と、立っている残りのテロリストの工作員達はジリジリと後退る。彼等から見て、アンゼシカ(真美)から発揮される威圧感により、まるで巨大な飛竜(ワイバーン)を相手しているような感覚だ。


「どうしますか?まだ戦いますか?」


 アンゼシカ(真美)は大聖剣を担ぎ上げ、尋ねる。これは圧倒的な力をコチラが向こうに示し、発揮する威圧感により(撤退)を持ち掛ける取引きだ。


 ───おい、どうする?。と、テロリスト工作員達は地面に倒れている仲間達も立ち上がり、一緒にヒソヒソと話し合う。


 そして………。


「これにより、我々はこの場から………」


───キサマら、戦場から逃げるつもりか?


 その時、岩丘地帯に声が響き渡る。そして声の主は、漆喰の鎧で武装した騎士馬を走らせ、黒いフェイスマスクを着用し、黒いマントをバサっと広げた女性工作員が駆け付ける。

  

 騎士馬から跳び降り、工作員達が集まっている場所に着地する。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ