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劇場版ストーリー8



───時刻は昼、ここはノーザンブリア共和国の首都バーモント。八方面に分かれ、伸びているのはメインストリート、各メインストリート沿いには主に白と茶色、肌色に舗装された石造りのオシャレな建造物に街路樹、多くの人々が行き交っている。中央広場には噴水広場、そして共和国初代首相であるバーモント・サラスの銅像が立っており、メインストリートの名称も初代首相の名前を採用している。北側のメインストリートの最奥には共和国議事堂。


 首相の意向かつ伝統維持により、国民の税金を財源にし、首都の景観を大事にしている。



 ★★★★★★


 共和国に入国したミリア達、議事堂に足を運ぶ。


「お会い出来て光栄です、ミリア女王陛下」


 ミリアが握手している相手、その人物は現共和国首相のリチャード・ルーガン。巨漢体形、頭皮は両側に張り付いた黒髪に頭頂はハゲ。ねずみ色のスーツに白いズボン、カールなヒゲを生やし、容姿は50代後半の中年男性だ。


「こちらも、ご招き頂き感謝しています」


 ミリアは言う。場所は議事堂にある応接室、2人はテーブルに向かい合うように腰掛け、ミリアの後ろにはアンゼシカ(真美)がボディーガードとして立っている。残りの仲間達は首都を観光しつつ、キリの良い所で、ギルドにて待機している。


 これから、首相から直々に話される共和国のテロ状況。ミリアとアンゼシカ(真美)に緊張が張り詰める。そしてリチャード首相は両手を握り、真剣な口調で語りかける。


「依頼の内容で伝えた通り、共和国では反政府派のグループによるテロ活動が発生しています。彼らの名は(新政府バロム)、共和国本来の資本主義を否定し、暴力による支配を目的としたテログループです」


「暴力による支配………」


 リチャード首相の言葉に、ミリアの表情が強張る。はっきりと言えば、やばい奴らだ。


「彼らは共和国における資源、主に穀物である食糧物資の強奪や南の国からの交易においての海域ルートを襲撃し、略奪したりと国際的にも被害が発生しています」


「確かに、南の国を結ぶ海域ルートにおいて、主に共和国船の交易船が襲撃される海賊行為が発生しているとは聞いた事がありますね………」


「はい。それだけはなく、彼らは収入源として違法薬物の取引きに、他国から子供を誘拐して人身売買をして勢力を拡大しています。あと、クロフォード王国でテロ活動していた工作員も、このグループに加入して協力しているとの情報もあります。ギルドの依頼としましては、彼等のせん滅をアナタ方にお願いしたいと思います」


 リチャードは言う。


 


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