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第48話 魔法立図書館の謎の声



───〈魔法立図書館〉───

  

 ここは魔法学区にある魔法立図書館。10階建ての高さを誇り、床は重厚なカーペットが行き渡り、1つの世界のように広がる屋内。幾多の本棚がフワフワと浮遊しており、様々な書物が並んでいる。まず、ここの魔法立図書館は外部との空間が切り離されており、図書館自体は異空間である。


 本棚にて、隣には魔法使いのデビッド。


「付き合わせてすいません」


 ミリアは言う。


「いえ、ミリアさんの話しを聞いて私も興味あります。逆に魔法使いの私を頼ってくれてありがとうございます」


 デビッドは親切な笑みを浮かべる。

 今日は依頼であない。メンバーはミリアとデビッド、アレックスにサウル、ロメロ。そしてマスク・ド・aの6人である。ここを訪れた理由、それはミリアに宿る謎の声について、解呪の方法を探す為に来た。

 他の皆は別々の本棚にて探しているが、迷子にならないといいが………。



 ★★★★★★



 とりあえず私(真美)も図書館内を歩き回っていた。周囲の本棚はフワフワと浮遊し、現実世界の図書館とは掛け離れている。


 呪いの解呪方法、呪いの解呪方法………頭の中を思い浮かべ、1つ1つの欄を眺め、本棚から1冊、2冊、3冊の書物に手を伸ばし、パラパラとページを開いていく。

 しかし、どれも納得がいく内容ではない。解呪方法とゆうより、宗教的な内容、解呪方法は神に祈る事や感謝の意を示す事、挙げ句の果には動物の体液をかける事が記された内容がほとんどだ。


───私(真美)はあまりの記事に黙るしかない。

 こんかモノを長い時間、理解して読んでいたら頭がおかしくなりそうだ。

 

 とりあえず、この本棚は終了。次の本棚に移動するのである。


 私(真美)は館内を歩いていた。周囲は本棚がフワフワと浮遊し、非現実的な光景が広がる。同時に膨大な本棚の数に絶望する自分もいる。下手したら、泣いてしまうだろう。

 気持ちの理解によっては希望にもなるし、絶望にもなる………。



───1時間後、溜め息。


 目覚めさせよ…………

   ワレを目覚めさせよ…………


「何、この声?」


 謎の声が頭に語り掛け、誰かが呼んでいる。私(真美)は周囲をキョロキョロと眺める。しかし、いるのは書物に集中して読んでいる市民だけだ。


 ワレはコッチだ………

  声が聞こえる者よ、導かれよ………


「私を、呼んでいる?」


 私(真美)は声がする方向に足を運ぶ。その声は悪意はなく、どこか神々しい雰囲気だ。





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