EXストーリー34
───そして外に出るミリア、あと私(真美)。
とりあえず2人は散歩することに………。外に出たらまずベースキャンプにて目に映るのは、バタバタして行き交う調査員達とアレックス達。
ちなみにミリアが休んでいる間もアレックス達は再び樹海地帯と火山地帯に赴き、調査活動していた。内容は同じ地質、環境、そして周辺に生息している小動物や昆虫、時にはモンスターと格闘したり、植物等を採取して生態系の調査である。
「よ、ミリアっ」
焚き火に当たり、一休みしているアレックスは手を挙げて2人に挨拶する。
「アレックスさん、お疲れ様です」
ミリアは返す。
「もう体調は大丈夫なのか?」
アレックスは尋ねる。何故なら働き過ぎて倒れた事を知っているから。
「はいっ」と、ミリアはにっこり。
またこの娘は………と、ミリアの言葉に思わず私は。
「ミリアさん、ダメですよ無理をしたら………。これから散歩をにでも行こうと誘ったのだよ」
アンゼシカ(真美)は言った。
「そうか、それは良いことだ………俺から言えるのはしっかり休む。俺から見てもお前は働き過ぎ、気分転換も大事だ。それとな………」
途中、頭をポリポリと搔き、何かを伝えようとするアレックス。
「はい?」
アレックスは言う………。
「迷っていて、時に気分転換をしていたら自分でも見えない(何か)が思いつくもんだ。今のお前は俺から見ても何処か迷っている感じがするからよ………迷いが解決する保証はないが、とりあえずは…………」
アレックスのたどたどしいセリフ、それは人生の先輩として伝えようとするが、うまく纏まらない。するとミリアは察したように苦笑いを浮かべ、両手を軽くパタパタさせる。
「その、言っている事は大体分かりました………アレックスさんも、調査活動を頑張って下さい」
ミリアの言葉に、アレックスは「おうっ」と手を挙げて答える。
───アレックスさん、次は山岳地帯の調査に赴きますよぉ〜〜〜っ!!
それはベースキャンプにて、場所は樹海方面の道入口から響かせるのはデビッドの声。いるのはサウルとロメロ、小さな翼。
「分かった、今行くっ。ま、お前らは散歩、楽しんで来てなっ」
アレックスはデビッドの所に向かい、走って行く。そしてギルドメンバー達はまず、火山にある山岳に自生している植物の採取とモンスターの生態系の調査である。
「さて、マスク・ド・a様。私達も散歩に行きましょう?」
アレックスが立ち去った後、ミリアはアンゼシカ(真美)の腕を組み、誘惑する上目遣いで横顔を当てて来る。
「そうだね、楽しんで行きましょうっ」




