表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

476/556

EXストーリー21




───後日、時刻は朝。


 ミリア率いる調査隊は火山地帯に足を運んでいた。鬱蒼に生い茂る樹海地帯、つい最近までは凶暴なモンスター達により混沌状態だったが、死肉を食べて様々な技を覚えた小さな翼(リトルウィング)が樹海中を走り回り、覚えた技を試す為にモンスター達に飛竜ワイバーンに変身して攻撃して回った事により、凶暴だったモンスター達は畏怖し、大人しくなった。


 おそらく小さな翼(リトルウィング)はただの戯れ、ただ遊びたかっただけ。それにより、樹海地帯での食物連鎖では、小さな翼(リトルウィング)は頂点となっている。今では飛竜ワイバーンに変身すると、10メートルから100メートルの体長まで体格を変化させる事が可能であり、あとは何でも捕食し、様々な息吹ブレスを撒き散らす事から伝わった異名は地獄の顎(イビルジョー)



 樹海地帯を抜け、ミリア達は火山に続く岩道を歩いていた。ゴツゴツとした岩が辺りに隆起し、ポツポツと伸びた枯れ木が生え、空気中に火山灰、湿気が充満。岩陰からはトカゲ、クモ、あらゆる小動物が生息している。




 その岩陰に潜み、隠行のように気配を消す。


(ちなみに私は、ミリアさんをサポートする立場だ。いつものように、こうして見守っている)


 アンゼシカ(真美)は誰かに伝えるように、呟く。この隠行はまず、アレックス達のレベルでは気配を察する事は出来ない。何故なら隠行レベルが高いから、それはすぐに見つけてくるミリア対策のためだ。


 その証拠に、岩道を歩いているアレックスやデビッド、サウルにロメロ、あとは小さな翼(リトルウィング)は気づいていない。


───おや?と、アンゼシカ(真美)は異変を感じ、ミリア達に視線を向ける。


 視線の先には戦闘に突入していたミリア達の姿が映し出されていた。戦っているモンスターは3体の鳥竜(ウーロン)とこん棒を持ったオークが2体、あとは黒い翼を羽ばたかせ、体長が数十メートルの大怪鳥が1体。


 アンゼシカ(真美)は、岩陰から皆の戦闘を眺める。

 

「ハァ!!」


 鳥竜(ウーロン)の伸びるような脚撃に、ミリアは左に跳び、回避。そして前屈み気味に体勢を立て直す。同時にミリアはショートソードを横に構え、踵を跳ねるように駆ける。


 甲高い咆哮を上げ、全身の羽毛を逆立てて威嚇する鳥竜(ウーロン)


 さらにミリアはショートソードに炎属性の魔力を付与(エンチャント)し、刃身に炎を燃やす。



───そして………襲いかかるモンスター達を撃破したミリアとその仲間達。デコボコとした岩道の地面にはモンスター達の骸が広がり、飛竜ワイバーンに変身した小さな翼(リトルウィング)がそれを食べている。



(うん、今日も無事に戦いを終わった………)


 アンゼシカ(真美)はほっと胸を撫で下ろす。そして気付く、ミリアがいない。と。


 キラっと、背後から気配。


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ