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第40話 デート2



───2人は魔法書物の書店でショッピング。

 床や壁、本棚は木製。現世の書店とは違い、まるで違う世界にいるよな雰囲気だ。古びた書物が本棚にギッシリと並び、オシャレなランタンが店内を照らし、魔法使いが大勢訪れている。  

 店内は狭く、その代わり本棚多い。そして何故か店内には黒猫がぴょんぴょんと客を舐め回すように跳び移る。


「君は魔法も興味があるのかい?」


 アンゼシカ(真美)は尋ねる。

 

「はい。城にいた頃、魔法も色々と教えてもらいました。剣術だけでなく、魔法も使えるようになりたいです」


 ミリアは本棚から魔法書物を取り出し、ニコりと答える。


「どんな魔法を使えるようになりたいんだい?」


「うーん………味方を援護する魔法から、敵に大ダメージを与える魔法を使えるようになりたいです」


 ミリアは言った。


「それはそれは………」

   

 アンゼシカ(真美)は困惑。少し欲張りだな……と、思った。


 ニャ〜〜〜。


 すると、ミリアの足元には黒猫。黒猫が本棚をゲシゲシと登り、とある書物がミリアの足元に落下。

 ミリアは落下した書物を手に取り、本棚に戻そうとする………。


「あ、これ………」


 ミリアは手に取った書物を眺める。

 書物の名前は古びており、スリ減っていて読めないが、何か運命を感じた………。そして購入。

 あと、3冊の書物を購入。王国の娯楽小説、料理本、国政の本など………。


───魔法学区を抜け、2人は表通りを歩いていた。


 ミリアは購入した1冊の古びた書物をパラパラとページを広げ、読んでいた。スリ減って読めないではなく、真っ白なページが続いている。


「う~ん………」


 ミリアは困惑。白紙の書物を買ってしまい、何か騙された気持ちになる。


(これは………)


 アンゼシカ(真美)は横からページを眺めていた。

 何やら詠唱文字が記されているが、それはミリアには見れないらしい。どうやらまだ、ミリアにはその書物を読めるのはまだ早い。


★★★★★★★


 マスク・ド・a様?………


 何だい?


 もう少し、御付き合いねがいますか?この先にある町外れの広地まで………


★★★★★★★


 ミリアはマスク・ド・aを引き連れ、町外れまで向かうのである。その表情は真剣でいつもの溺愛癖の表情ではない。





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