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後日談 おまけ



 ここからの物語は本編終了後の話になります。




 

───時刻は朝、昼に差し掛かる前。


 陽光が地上を照らし、渇いた空気が一帯を充満………場所は共和国西部にある山岳地帯。ミリアは息を切らして額から汗を流しながらデコボコとした岩の斜面を駆け、山岳の上にいる標的を見逃さない。


 ミリアは右手を掲げて詠唱。


爆炎エクスプロージョンっ!!」


 山岳に詠唱陣が描かれ、爆発を発生。3体のリザードウォーリアーは撃破され、斜面の岩道に降り注いで叩きつけられる。焼死となったリザードウォーリアーの骸からは煙が広がり、天に召されるように上空に登る………。


 しかし、標的は4体………あと1体、足りない。


「そこっ」


 殺気を察知。ミリアは振り向き………迷いのない一振りでショートソードを振るい、リザードウォーリアーを撃破。


 斬撃を受けたリザードウォーリアーは胸から緑の血を吹き出し、ピクピクと絶滅している。


「ふぅ………」


 ミリアは額からは流れる汗を拭き、ひと息。これにより依頼は達成した。



 アンゼシカ(真美)とミリアの旅路にて、中西部の町レオサンタを拠点として冒険者ギルドの依頼をこなす毎日を過ごしている。


 さて………。


 ミリアは耳を傾け、集中力を高める。そして数秒後、ピクリと察知する。


「見つけたっ。マスク・ド・aさまぁ~~~」


 ミリアは瞳をキラッと輝かせ、ダッシュ。


 ★★★★★★


───その頃。


「うむ、ミリアさんは大丈夫だろうか?………」


 木々が生い茂る森林地帯、広地にてアンゼシカ(真美)は腕を組み、樹にもたれる。何故ならミリア、リザードウォーリアと戦う中、何処へ走って行った為、捜索中である。ちなみにリザードウォーリアは王国にいたリザードナイトの亜種である。


 せんぱい、あの娘が心配なのですか?


「まあね。共に過ごした戦友であるし………もちろん、アナタもよ」


 光の球の声(絵葉)に言う私(真美)。


 せんぱぁ〜〜〜〜い………。


 光の球の声(絵葉)は喜び、アンゼシカ(真美)の周りをクルクルと浮遊。


「あ、何をしているんですか?」


 バッドタイミング。ミリアに発見される。


「おやミリアさん」と、私(真美)。


 するとミリア。空間を歪ませるような威圧感を漂わせ、私(真美)の元に歩み寄って腕を組み。


「この泥棒猫、マスク・ド・a様とイチャイチャ出来るのは私をだけですッ!!」


 ミリアは言った。


 何を言うのです?独り占めはダメですよ。せんぱいにセクハラ出来るの私です。アナタは引っ込みなさいっ!!


 光の球の声(絵葉)は、光の球から人型に具現化し、ミリアとバチバチと火花を散らしてにらみ合う。


 アンゼシカ(真美)は困惑し。


「アナタたち………仲良くしなさいって………」


 私(真美)はため息を吐き、こんな2人で大丈夫だろうか………と、心配する。


 これから3人の旅は………続く。




 本編は終了している為、この話は後日談になります。

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