表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

397/556

第396話 奴の異変





───ワレは………光に屈しぬ………ワレに歯向かし愚かな人間共よ………ワレガ直々に裁きを下して見せよう………。


 無限インフィニティ・シュバルツ・Diablosディアブロスは巨大な両手を掲げ、闇属性の威圧感をビリビリと漂わせる。


「何度でも歯向かってやらぁっ」


 アレックスはロングソードを構える。


 頑張れ、若人達よ。ワシは力を与えて支援する


 光の球のレオナルドな再び皆に光属性の魔力を付与エンチャント。これにより体力、魔力が回復。


 無限インフィニティ・シュバルツ・Diablosディアブロスは片手を掲げ、先制。


───滅びよ、全ては無に。


 地面一帯に漆黒の詠唱陣を描き、黒いトゲを隆起させ、ウェーブを展開。


 させぬ、光の障壁(ライト・ガード)


 光の球のレオナルドは光の壁を出現させ、ガード。


 無限インフィニティ・シュバルツ・Diablosディアブロスは唱える。


───ならば………暗黒の雷(ダーク・ライトニング)っ。


 上空に無数の詠唱陣を描き、漆黒の雷を下す。地上に降り注ぐ雷により、雷流を発生させた硝煙が充満。


 デビッドは詠唱。


聖なる炎撃(セイント・フレア)っ」


 杖先に光属性の炎球を出現させて放ち、奴にダメージを与える。


───こしゃくな………。


 しかし弱点ダメージをモノともせず。無限インフィニティ・シュバルツ・Diablosディアブロスは右手を伸ばし、高速の爪撃を放つ。


「私が対処しますっ」


 ロメロが前に出て光属性を付与エンチャントさせた拳を放ち、奴の爪撃を弾き払う。そしてアレックスは対応しているロメロの横を通過し、ロングソードを構えて奴に狙いを定め。


「俺達は諦めが悪いんだよっ」

 

 アレックスはロングソードを振るい、奴の全身に光属性の剣撃を与える。

 

───ぐぬぬぬぬ………。


 無限インフィニティ・シュバルツ・Diablosディアブロスはアレックスの光属性の剣撃により………グラッと後退。そしてソコに………。


「コイツもついでに喰らえっ!!」


 サウルはバッグから光属性を付与エンチャントした小型爆弾ボマーを取り出し、放って爆撃を与える。それに続くように。


「私のブレスもあるよっ!!」


 飛竜ワイバーン状態の小さな翼(リトルウィング)は浮遊し、大口を開いて光の炎球を放つ。


───ぐおっ………何故だ。人間ごときに………。


 連続のダメージに、無限インフィニティ・シュバルツ・Diablosディアブロスは苦悶の様子。何故なら自身の力が、弱っている。光属性によりダメージではない。自身を内部から維持する力が弱っている。一体、自身の内部で何が?………。


 ドクン…………。


 何だ?………この感じは?


 皆は奴から漂わせる異様な雰囲気を察し、立ち止まる。だが、嫌な予感ではない。この感じはもしかして………。


───ぐっ………この忌々しい感覚は………。


 無限インフィニティ・シュバルツ・Diablosディアブロスの内部から………胎動。そしてパキパキと音を響かせ、光を発した裂け目が出現し。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ