第353話 ギリアム撃破、次の階へ
───その頃、城の最上階に向かう途中に差し掛かる階段を駆け登り、アンゼシカ(真美)達はギリアム公爵と戦闘は終了していた…………。ゲーム本編ではラスボスに向かうまで、中間地点で現れる強敵ボスとしての立ち位置。この戦闘によりライフポイントを減らされ、ラスボスとの戦闘に影響を与えてしまう。その対策として回復アイテムを大量に買う事をオススメする。何故なら一度、城の中に入ると後戻りが出来ないからだ。
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階段を駆け登る中、デビッドはアレックスに向いて。
「私達の愛なせる結果ですね?」
「違うから。俺達は実質何もしてないから………」
デビッドの変なセリフにアレックスは困惑した様子でツッコミの一言。
「いや、アレックスさんの愛があったからこそ達成出来たのです。ここは熱い抱擁を………」
「アンタも止めいっ」
悪ノリをするロメロにアレックスはツッコミの一言。
───などと変なやり取りはしているがどうでも良い。なお4人はそれ程体力を消費していない………(1体は飛竜だが)、その理由は………。
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その数十分前に遡る。場所は演舞場。
「ぐあっ…………クソ、ヨハーソンの人間にまたしてもやられるとは………」
漆黒の甲冑を装備し、体長は2メートル。そして禍々しい漆黒の威圧感を放ち、得物は宝剣。形式名称は悪魔将軍ギリアム。しかし、アンゼシカ・ヨハーソンに裂口を覗かせた斬撃を与えられ、その裂け口から瘴気を発生させ、大ダメージを受けて後退する………。
アンゼシカ(真美)は大聖剣を片手で担ぎ、ギリアムを睨んで口を開く。
「すまない、アナタの相手をしている場合ではないのでね………」
アンゼシカ(真美)は冷淡なセリフ言い放つ。アンゼシカ・ヨハーソンは他のキャラとは違ってステータスが壊れているのかと思うほど高い。皆が3000か4000のダメージを与えているが、アンゼシカは6000から7000のダメージが発生させる事が可能であり、クリティカルヒットすれば9000のダメージを与えられた。攻撃力、防御力、魔力や移動力もチートじみており楽に倒す事が出来た。
───消滅寸前の悪魔将軍ギリアムは、不敵な笑みを浮かべる。
「俺を倒しても、人間ではあの方は倒す事は不可能………せいぜい、先に地獄から見守っているからな………」
悪魔将軍ギリアムは禍々しい瘴気を空気中に発生させ、負け惜しむような声で消滅した。悪魔に魂を支配され、城を守る守護者として、ましては奴隷として蘇生された。
すると、ギリアムが消滅した同時。フワフワと空中に浮遊する古代のガレキが階段を造り、次の階に続くのである。
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