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第266話 真の試練Part21





 そして………3限目、4限目の授業を終え、お待ちかねの昼休憩。校内に鳴り響くチャイムに合わせるように、真美と絵葉えばは階段を登って屋上に移動してランチタイム。いつもの屋上の片すみの場所、2人は座り込む。


「せんぱい、私と楽しみのランチタイムですよぉ~~~」


 絵葉えばはビニールパックを開き、コンビニで買ったカツサンドを取り出す。


「ううっ………太ももが………」


 真美は太ももを押さえ、思わず苦悶の表情を浮かべてしまう。ピクピクとした感覚、鈍い痛みが太もも中に行き渡る。自分、普段はロクに運動はしないから先程の体育の授業により、筋肉痛になったらしい。


「どうしたんですか?」


 絵葉えばはカツサンドを食べ、紙パックのコーヒー牛乳を飲みながら尋ねる。


「体育で身体を動かしたら………筋肉痛になってね………」


 真美は言った。


「そう言えば、窓からせんぱいのクラスの体育を見ていましたよ。せんぱいが必死に走って、風でヒラヒラとなびく体操服の袖や滴る汗、そして走っている時にぷるんぷるんと揺れるせんぱいの乳房が………」


 途中でやらしい言葉になり、乳房をジロりと眺めてくる絵葉えばに真美は頬を赤くし、恥ずかしい表情で胸を隠す。


 真美は指を差し、絵葉えばに指摘。


「アンタね、目つきがセクハラよ。て言うか、窓から私をそんな目で見ていたの?」


「だってぇ………せんぱいは物静かな性格しているのに、どことなく身体付きがやらしいだもん。せんぱいからありとあらゆるフェロモンがプンプンと漂っています………」


 ジロジロと真美の四肢を眺める絵葉えば


「フェロモンがプンプンって………私は何かの虫なの?」


 真美は困惑してしまう。すると絵葉えばはニシシシと企みある笑みを浮かべ、真美をジロジロと見つめる。


「ヘヘへヘヘっ………やっぱり、せんぱいはカワイイです。えいえいっ」


「ひゃあっ………」


 絵葉えばに、筋肉痛になっている太ももをツンツンされ、変な声を響かせて悶絶。その真美の様子に絵葉えばは興奮気味になり、ニヤニヤした笑みを浮かべる。


「せんぱい、ずいぶんとイヤらしい声を出しますね?ハァ………ハァ………もっと、もっといい声を出して下さいよ………せんぱぁい?」


 そして、全身をツンツンする絵葉えば


「ちょっと、やめなさい。やめなさいって………」


 ツンツンされる真美。


「そうですよぉ~~~。もっと、もっと私の為にいい声をお願いしますぅ〜〜〜」


 絵葉えばは、真美の太もも、横腹、わき腹や胸をツンツンし、筋肉痛に悶える彼女に鼻息を荒くして興奮してしまい、サドな気持ちに目覚めてしまう。

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