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第249話 真の試練Part4





 入学式が終わり、私(真美)は近所のアーケード街を歩いていた。さて、何処に寄り道をしようか………と、辺りを眺める。今日はどの学校でも入学式で下校時間が早い為か、他校の生徒達でワイワイと賑わっている。喫茶店に寄る生徒、CDショップに寄る生徒、ゲーセンに寄る生徒など目的は様々である。

 

───そして流行りの某ジュースを販売している店に足を運び、流行りを楽しむ生徒達。ちなみに私はそんな物には一切、興味はない。


 何をやっているんだか………何がそんなに良いんだが…………。たかが台湾からやって来たブツブツの玉が入ったジュースじゃないか………。


 ゲーム・DVD・CD販売ショップの店頭にて、新作ゲームの発表をしていた。タイトルは、(ーMIRIAー追放ヒロインと4人の仲間達)。発売日は1ヶ月後だ。しかし今は興味はないが、真美は通り過ぎる。


(本屋にでも寄ろうかな…………)


 私(真美)は本屋に立ち寄る。ちなみに、ここは友達に裏切られた嫌な思い出の店である。初めはショックだったが、今はもう気にしない。あれから例の元親友とはこの店で会う事はなくなった。私も会いたいとも思わなくなったし、仲直りしたいとも思わない。


───急に話しかけてくるのは止めてくれませんか、迷惑なんで………。


 元親友の嫌なセリフが頭の中に行き渡る。


(ま、清々した所はあったかな…………)


 それからだったかな…………私が人付き合い、1人が良いと思うようになったのは………。私との人間関係なんて、所詮はそんなモンだ。時間や環境、そして能力によって変化するモノだから………。と、痛感するのである。


 ★★★★★★


───私はゲームだけではなく、ラノベ小説も好きだ。アニメチックな表紙と、中身がしっかりとした内容、そして作者によっては文章表現や作風が違う為、色んな視点から見れるから面白い。


 アニメ化して成功した作品もあるが、ファンから様々な批判をされる作品もある。しかし、それは人それぞれであり、私(真美)はそんな事は関係なく、鑑賞する性分だ。


(何かおもしろい作品はあるかな?………)


 ラノベコーナーにて、真美は陳列台、陳列棚に並べられているラノベ小説を眺めるのである。私の好みは様々だが、今読みたいのはファンタジー系の作品であり、学園系の作品は少し諸事情で読む気がしない。

  

───そしてある作品に目が止まる。タイトルは(魔法図書館の妖精少女)と言う作品だ。内容は主人公の青年がそこに住む妖精少女との恋愛ファンタジー作品である。

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