表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

24/556

第23話 平凡人間と駄目人間のバランス?



───私は部屋でゲームをしていた。

 世間一般的にはお正月。学校は冬休みの為、休みである。高校2年、外は雪降ってて寒いので部屋でゲームをするのが一番だ。

 ハッキリ言って駄目人間の考え。冬休みはパジャマ姿でテキトーにゲームして、少し休んでその後また続きをプレイして……。

  

 1階のリビングでは親戚の人が集まって、明けましておめでとうございます。など、やっかましーーい子供達の声が響かせている。

 頼むから、頼むから………私の部屋には入って来ないでくれ。と、願う。

 

 小さい頃は楽しい正月。コタツに入って特番を見て、おせち料理食べて……そこそこ大きくなったら1人になりたい時になって中学時代から、具体的には高校受験が終わって、その解放感から正月休みはゲームに没頭するようになった。


───真美、下に降りて来なさいっ!!親戚のおじさんに挨拶しなさいッ!!


 など、母親の声が下から聞こえる。


 やだ……だって親戚のガキンチョがうるさいからだ。

 そんなことより、冬休みは部屋でゲームだ……。決して引きこもり、駄目人間にならない程度にバランスを整えてプレイしている。


 誰が行くもんか………


 私は女の子らしかぬ大勢。あぐらをかいて、枕を抱いたまま、コントローラーを握り締め、テレビにかじりつく。


 10分、20分………。

 カタカタカタとコントローラーボタンを押す音、物語の内容に集中している私。

 実質、私の冬休みはそれらに全てを支配しているといい。


───今、プレイしているゲームは少しRPG。発売時は大ヒットしたが、今でも語り継がれる名作である。


 私はプレイして、エンディングは感動した。


───ガチャ


 私のドアを勢いよく開け、母親が呼びに来て、何言ってるか分からない怒号が展開し、その後は半ば無理矢理、下に連行され、挨拶に行かされた。

 

 クソがっ………人がせっかく感動していたのにっ


 お陰でやかましいガキンチョに引っ掴まれたり、その他、ギャーギャーうるさい声が来て、せっかくゲームのエンディングで感動していた気分が台無しだ。


 



 読んで頂きありがとうございます。読んでみて気に入ればブックマーク、評価ポイント、感想をお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ