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第193話 ヨハーソン家の歴史Part41





 それから………クロフォード王国が建国して1年が経過していた。レオナルド国王陛下によるあらゆる政策により国は繁栄を栄えていた。民に寄り添い、民族や宗教、伝統文化を尊重する姿勢は国民からは絶大な支持を得ていた。



 ★★★★★★


 しかしクロフォード王国が建国して1年、その繁栄の裏では(何か)が引き起こしつつある………。それは民族同士の争いだった、最大民族のファフニール族、平穏を愛するクウガ族。互いに宗教、文化、伝統を愛し、尊重し合っていた。だが、宗教観の違いによりファフニール族はクウガ族と争うようになる。

 

───ファフニール族とクウガ族は宗教、伝統、文化を交流していたが、クウガ族の宗教や伝統、文化はファフニール族にとっては侮辱、不適切、中傷行為だと激高とし、そこから始まった。


 クウガ族の宗教、文化や伝統の排除を一方的に主張するファフニール族、それを拒むクウガ族は文化を守る為に対立。


 そして…………。


「野蛮なファフニール族はクロフォード王国から追放せよッ!!」


「追放せよッ!!」


「追放せよッ!!」


「クウガ族こそ、至高の民族だッ!!ファフニール族は野蛮な民族だッ!!」


 ある日、クウガ族の一部の人間達がファフニール族の集落に侵入し、象徴である先祖の木彫像を破壊。制止しようとした村人を次々と殺害し、激怒したファフニール族はそれを皮切りにクウガ族と紛争状態に突入した。


───紛争は激化、二大民族を支持する少数民族達が各勢力に加担し、国内では民族戦争が勃発した。


 民族戦争によりクロフォード王国の治安は最悪までに陥り、民族兵が一般市民を殺害したり、建物を破壊したり、略奪まで発生していた。



 ★★★★★★


 謁見の間にて、レオナルド国王陛下はクリス、カイトに命令を与える………。


「まずは各地域にて活動する民族軍を鎮圧せよ」


「承知しました………」


 レオナルド陛下の命令にクリスは敬礼し、任務を承諾。王国騎士に拒否権はない、国王陛下による命令は絶対であり、必ず遂行しなければならない。もう、いつまでも親友同士のままではいられない。今では国王陛下と王国騎士の関係だ。


 王国を仇なす障害は、完膚なきまでに叩きのめすのみだ………。


 ★★★★★★


 そして、王都の中央広場にて………。


「これより大規模な掃討作戦を行うッ!!相手は国内に火種を撒き散らしている民族軍だッ!!恐れる事はない、勝機は我々にありだッ!!」


 クリス王国騎士は騎士馬に乗り、作戦を宣言した。

 任務内容は、民族戦争の鎮圧。クリス王国騎士の言葉に兵士達は雄叫びを響かせ、応える。


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