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第176話 ヨハーソン家の歴史Part24




 

 場所は東部、後方の位置では西部戦士団の兵士達は複数台のバリスタ砲撃台を横一列に設置。狙いは西部に展開しているディアブロスが率いるモンスター軍。相手は悪魔によって率いられている侵略組織、人道的に解決しようと言う甘い考えでは勝てない。

 

───バリスタによる砲撃は貫通性や破壊力は高く、厚い壁の建物すら破壊する。生身の人間がマトモに直撃すれば、言うまでもないだろう。


 バリスタ部隊の兵士達は迅速に行動。

 

「バリスタ用意ッ!!」

 

 部隊長の兵士は指揮を務め、声を響かせる。そして緊張感を漂わせた部下の兵士達は額に汗を流し、バリスタ砲撃台に金属製のバリスタ弾をガチャッと投入し、狙いを定める………。

 

───放てッ!!


 そして部隊長のビシッとした命令し、バリスタによる砲撃を開始。爽快の青空に黒い閃光が一斉に展開し、まるで流れ星のように………。



 ★★★★★★


────ッ!!

 

 進行するギリアム公爵私設軍の前列に黒い流れ星が降り注ぐ………。次々とバリスタ弾により、黒い金属矢により全身をグサリと貫かれ、またバリスタ弾が地面に着弾した衝撃により撃破されていくモンスター達。

 空気中に行き渡る黒い砂煙、そして空中にはモンスター達や異形化した兵士達の肉片がバラバラに広がり、戦場に行き渡る………。


「怯むな、全てはディアブロス様の為にッ!!」


 異形化したギリアム公爵は馬術を活かし、豪雨のように降り注ぐバリスタを回避しつつ駆け抜ける。同時に怒号を響かせ、ハルバートを構えて骸骨騎馬と共に駆け走る。


 前方から突風のように行き渡る灼熱の砂塵、それでも奴らは前進する………。


 ★★★★★★


───その頃、西部では複数体の骸骨魔導師が横一列に隊列を整え、赤黒いオーラを漂わせて詠唱開始。


「■■■■■の炎よ………裁きを与えよ………」


 骸骨魔導師は黒い息を吐き、杖先から漆黒の炎球を発生させて東部に展開する西部戦士団に向かって放つのである。


 漆黒の炎球には闇属性の魔力が宿り、爽快の青空に漆黒の光球が行き渡る………もちろん着弾すれば大爆発が発生し、形すら残らない。モンスターが発生させる魔法の威力は人間より高く、計り知れない。


───ッ!!


 西部戦士団の前列付近に漆黒の炎球により爆発が行き渡る。漆黒の炎球に巻き込まれ、複数名の兵士達が形すら残らず犠牲となる。


 灼熱と化した漆黒の砂塵が前方から行き渡り、それでも同じくレオナルド戦士団長、クリス戦士団長は回避行動を実行しつつ、騎馬に乗って駆け走る。


「怯むな、勝利は我等にアリッ!!」


 レオナルド戦士団長は怒号を響かせる。


 

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