第14話 戦闘後
―――――レッドリザードは5体、倒し損ねた奴を含めたら6体。ゾロゾロと山岳地帯に集合し、唸り声を響かせ、ミリア達を睨む。レッドリザードは集団で行動し、仲間意識が強い特性がある。1体の同胞がピンチになれば駆けつける為、長期戦は厄介だ。
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少し、ヤバいかな……いつでも………と、崖上から私(真美)は見守るのである。
★★★★★★
「ミリア、お前はスキを見てだな……」
「出来ませんッ!!私も皆さんと戦いますッ!!」
ミリアはショートソードを構え、アレックスから戦線離脱を促されるが、否定。 仲間1人が戦っているのに、自分だけが戦線離脱はスジではないからだ。アレックス達のパーティーに加わった理由、(自分で生きていけるように、大切な人に届きたい)。
アレックスは折れ。
「分かった。デビッド、ミリアをフォローしつつ、蹴散らすぞッ!!」
彼女の意思をデビッドに伝え、アレックスはロングソードを構え、駆ける。
龍属性のロングソードを振るい、レッドリザードを1体、2体、3体を斬り抜ける。1体、2体は撃破。3体目は負傷程度、倒し損ねた。すると……。
―――――ッ!!
ミリアは3体目のレッドリザードの傷跡を狙い、ショートソードを振るい、剣撃。3体目のレッドリザードはドスッと地面に倒れ、撃破される……。
「やるじゃねぇか……」
アレックスはグーサイン。
「氷結の爆列撃ッ!!」
デビッドは杖を回し、詠唱。3体の氷結の魔法玉を出現させ、投げ放つ。
―――――ッ!!
3体のレッドリザードに氷結の魔法球が直撃し、レッドリザードの全身に氷結柱が登り、氷結。氷結柱に閉じ込められたレッドリザードは絶命。
とりあえず、依頼は達成した。レッドリザードの討伐は6体も討伐。
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(見ていてハラハラしたけど、良し。としよう……)
崖上ではアンゼシカ(真美)は安心し、タメ息。
────じぃーーー。
「何で君がいるんだ?」と、アンゼシカ(真美)は尋ねる。
隣には、ミリアが見てくる。
「気配がしたから、来ちゃいました。ね、マスク・ド・a様、私の活躍どうでしたか?」
抱きついて胸を当ててくるミリア。
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