第136話 林地帯にテロ構成員
庭師に変装したアンゼシカ(真美)は3人の光景を眺めていた。物語上では中盤であり、このシーンはカイエン家の兄妹貴族によるイベント。このシーンの流れはゲーム本編とは変わらない。
通常、社交パーティでメイド姿のミリアが見回りをしていたらクリスティーナに話し掛けられ、花園を散歩するイベントが発生。採取した花言葉でミリアが追放に追い込んだアンゼシカに向き合うと決心する流れである………。
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「アリシア、お前はカイエン家のメイドになるのですっ」
クリスティーナはメイド姿のミリアのスカートを引っ張り、スカウトしていた。
一方のミリアは困惑しつつ、やんわりと断る。
★★★★★★
───ッ!!
すると、アンゼシカ(真美)は気配を察知。
東側の町外れの林地帯にて、テロリストの構成員達がゾロゾロと進行を開始しており、数は5人って所か………。物語の設定が変わった事により、敵勢力の動きに変化。このイベントには敵勢力は動かず、一部の敵キャラが来る。その際は戦闘にはならない。
設定を変えてしまった自分(真美)に責任を感じつつ、東側の町外れに向かう為、走る。
───その頃、町外れの林地帯。
テロリスト構成員達は木々に隠れ、息を潜める。灰色の戦闘服を着用し、武器を構えて周囲を警戒しつつ進行する。
「君達は、どこに向かおうとているんだい?」
アンゼシカ(真美)は木にもたれ、不敵に尋ねる。
「貴様は………」と、テロリスト構成員達はロングソード、ボウガンを構え、戦闘体勢を整える。
「この先はとある貴族が社交パーティを実施している。立ち去ってもらおうか?」
アンゼシカ(真美)は大聖剣を担ぎ、宣告。
「知っているぞ、貴様はマスク・ド・a。我らの行動を幾度も邪魔をした宿敵………」
と、テロリスト構成員達は憎しみの声。
「それで、やりますか?」
アンゼシカ(真美)は大聖剣を片手で突きつける。
このシーンは設定上まず存在しない。これ以上、設定が変わる後を防ぐ為、立ち向かうなら全力で相手するだけだ。
───すると………。
「我々の本来、違う目的で動いている為、襲撃が目的ではない。それに貴様と戦っても勝ち目はない、ここで貴様と戦って戦力を削るより、撤退を選ぼう」
テロリスト構成員達は次々と武器を納め………そして撤退を開始した。ここでの戦いは得策ではないと判断し、アンゼシカ(真美)の前から大人しく離脱していくのである………。
フゥ………と、安心した様子でアンゼシカ(真美)はタメ息。




