表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

125/556

第124話 ミリア・ロメロの執事イベント




 数日後………時刻は朝。馬車を降り、ミリアとロメロはとある貴族館入口前に辿り着いた。場所は王国西部の地域、とある地方貴族が領地運営している田舎町ホーマック。主に布製品類、家財道具、生活金具などの物造り産業で栄えている町である。


───黒ずみに汚れた鉄製の工場が町中に建ち並び、石レンガ造りの地面が広がり、空に向かってモクモクと煙突から白煙が登る………。



 ★★★★★★


 あれは数時間前。時刻は早朝、部屋を出てミリアは酒場の掲示板に足を運んでいた。アレックス達と会うには気まずい為、彼らがいない間を置いて出てきた所、テーブル席にロメロがいた。早朝の誰もいない酒場、そこにロメロがニコニコと待機していたのは何処か不気味だった。


 そしてロメロに、言葉巧みに依頼を勧められたのが………。


 ★★★★★★


「今、アレックスさん達と会うのは気まずい。お気持ちを察します」


 執事服のロメロは礼儀正しい作法でお辞儀。


「察して頂きありがとうございます」


 ミリアは感謝。依頼内容は今夜、貴族館で行われる社交パーティーの準備全般である。しかし、テロリストによる偽装依頼による罠かも知れない。と、緊張する自分がいる。


 するとロメロは察したように口を開く。


「大丈夫ですよ。このような依頼は王国関係者を通じて行われている為、テロリストが偽装依頼を出すことは彼らに情報漏洩のリスクを生み出すだけですよ」


 ロメロは説明した。


───そして入口の門が開き、迎えるのは老執事。2人は老執事に案内され、館の中に入るのである。


 

 気づいてなかったら良いが………館の周りに生い茂る木々に隠れ、気配を消して観察しているのはマスク・ド・a、又の名はアンゼシカ(真美)。


(やっぱり来てしまった………)


 アンゼシカ(真美)は頭を抱え、気まずい様子。

 もし、自分が放ったビンタにより、結末が変わったらどうしよう。ミリアさん、怒っているよね?今まで自分の行動で物語の設定が変わってしまった為、不安が募る。しかし、ミリアを観察しなければどんな結末に進むか分からない。


 ちなみにこのイベントはミリアとロメロによる執事イベントであり、この貴族館は悪役令嬢のアンゼシカ・ヨハーソンの実家である。ここでミリアは社交パーティの準備をしつつ、書斎室に導かれるようにヨハーソン家の歴史を知る事になる。


───なるべく、アンゼシカ(真美)はあまり介入は控えるようにしたい。何故ならこの貴族館は設定上、アンゼシカ・ヨハーソンの実家である。

 城で女王陛下の立場であるアンゼシカ(真美)がいたら、無茶苦茶になる。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ