表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

103/556

第102話 心配するアンゼシカ(真美)




 皆は帰路を進み、アレックスとデビッド、ロメロを捜索しつつ、遺跡の通路を歩いていた………。


 地下層から地上層に続く階段を登り、真っ直ぐと行き渡る通路を歩き進むのである。トレジャーハンターの帰り道は、行き道より帰り道の方が難しい。が、サウルが予め、ミリアが見えない所で進んだ道を地図にてメモをしていた為、スムーズに歩く事が出来た。


「ハァッ!!」


 ミリアはショートソードを振るって骸骨騎士を撃破。帰りの道中、通路の柱からモンスターがゾロゾロと出現した。骸骨騎士、ゾンビ、そして悪霊ゴーストなど様々である。


「せいッ!!」


 アンゼシカ(真美)は大聖剣を振るって斬り抜け、1体、2体、3体、4体………と、悪霊ゴーストを撃破。ちなみに大聖剣には魔力が宿っている為、精神体系のモンスターにはダメージが通る。真美による感想。幽霊を斬るのはまるでヌルヌルした物、タコやイカを楽に斬ったような感覚だ。


 そして複数体のゾンビ達が柱から次々と出現し、襲いかかる。


「もらっときなッ!!」


 一方サウルはバッグから小型爆弾ボマーを取り出して投げ放ち、複数体のゾンビ達を撃破。



────皆はモンスター達を撃破し、骸が地面にゴロゴロと行き渡る………。これで撃破したモンスターは全部であり、気配はない。


(……………)


 大聖剣を鞘に納め、アンゼシカ(真美)はミリアをジィーと眺める。


「何ですかマスク・ド・a様?」


 アンゼシカ(真美)に見つめられ、ミリアは無垢な表情を浮かべ、尋ねる。


「その………先程の事があったのでね。あれから体調は大丈夫かい?」


 ミリアの表情に、思わずドキッとしたアンゼシカ(真美)。しかし、先程の状況が頭から離れない為、心配である。


「大丈夫ですよ。何か、ピンチにならないと声が聞こえないみたいですし………」


 ミリアは元気な様子でガッツポーズし、答えた。ウソではない、本当の事であり、Dディアブロスの声は聞こえない。


「そうかい………あまり無理してはダメですよ。もし何かがあったら、きちんと相談して下さいね」


 アンゼシカ(真美)は真面目に告げると………。


 ミリアはスッと近づき、至近距離でアンゼシカ(真美)をジィーと見つめる。


「どうして君はそんなに?」


 アンゼシカ(真美)は表情を赤くし、困惑。


「ありがとうございます。私をそんなに心配してくれて………もしかして、私の事が?」


「いや、仲間としてだな………」


「カワイイーーーッ!!マスク・ド・a様っ大好きッ!!」


 ミリアはいつものノリ。元に戻った感じでアンゼシカ(真美)に抱きつく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ