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BeautifulRainbow

作者: てぃあ。

皆さん青春してますか!?

虹を見た

それはそれは綺麗なもので、

今まで目にしてきたもので一番美しく感じたんだ。

まぁ、隣にいる君ほどではないけれど。


——。


みんなが私を見る目は恐ろしい。

生きる価値もない、ゴミを見るように冷たい目をする。

苦しい。辛い。どうしたらいい?

「汚い」 「死んじゃえばいいのに」

声が聞こえる。

あぁ、そうか。死ねばいいのか。


屋上に行った。

雨が降る、放課後の金曜日。

靴を脱いで、休み時間にトイレで書いた遺書を並べる。

全部書いた。周りへの怒り、憎しみ、恨み、全部。


あとは飛び降りるだけ。

勇気がいるのかと思ったけど、私の心は軽いものだった。

なんなら、早く死んでしまいたい。楽になれるなら。


「さようなら。」


最期にはありがちな言葉を残して、身を投げ出そうとしたとき…


「一緒に帰ろ」


振り向くと、君がいた。

顔も名前も知らない。

でも、なぜか君の一言で、あの一瞬で、死への恐怖が私を一気に襲う。

「生きよう」 そう思った。

気がつくと、下にはビリビリに破り捨てられた遺書が散らばっている。


(あんなに時間かけて書いたのにな)


なんてことを考えながら君の横を歩いてたんだ。


「晴れたね」

玄関に着く頃には雨はやんでいた。

「こんな予報じゃなかったのに。これだから天気予報は信用できないよ」

「あはは。そうだね」

そんな会話をした。


なぜ、あの時、私をとめたのか。

ふと疑問に思ったけれど、誰だってあんな場面に出会したら、

よっぽど嫌いな奴じゃない限り、止めに入る可能性が高いだろう。


もう解決したことを質問するのは時間が無駄になるだけだ。


「ありがとね」


感謝は伝えないと。礼儀として。


「うん」


君も一言、

そうつぶやいた。


ほろ苦い、空気が漂う。

これが青春というものなのだろうか?


「あ、」


なんだ。なんだ。まさに青春!


「「虹だ!!」」


生まれて初めてハモるというものを経験した。

二人で目を合わせて笑いあったね。


私たちの目の前に広がる虹は

とてもとても綺麗で。


それでも、

視界に入る君の横顔が、

あまりにも美しいから。


目の前のものを超えたんだ。


鼓動が鳴る。大きく鳴る。

痛いくらいに、ドクンドクンって。


初恋の音がした


顔も名前も知らない君に。

恋をしたんだ。


この日が、私と君にとって大切な一日になるの。


——。


「なつかしいね」

「もう何年も前の話だよ笑」


「ママもパパもなんの話してるのー」


「「ひみつー」」


忘れられない、初恋の1ページ


また行こう。


二人の青春が詰まった、


虹のかかるあの場所へ。


恋愛経験浅すぎて、甘ったるい内容のものは書けませんでしたがどうでしたかね。

久々に妄想することの恥ずかしさを感じました。

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