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第三話

台詞がアナウンス以外にねぇ・・・。

私が他の小説をみてて、人がいないのにぼそぼそしゃべってるのは何か変ではないか?と思ってるから悪いんですけどねぇ。


他のキャラが出るまで主人公は喋らない(「」をアナウンス以外で使わない)と思います。

私はスキルを使い東西南北すべてを見て自分の村の場所を探した。


うむ・・・。ここから北に、一日程度歩けば着くぐらいの距離のようだ。


私はそんなに奥まで行った覚えはなかったが、特に気にせず、村へ向かった。


何分か歩いていると遠くの方に、草を割って進んでいる何かがいた。


魔獣であることは確かだが、ブラッドウルフではないだろう。


草に隠れる程度の大きさなら、バンプラビットかブラッドマウスだろう。


そう考えているうちに草がこちらに近づいてきた。


私はいつ飛び出してきてもいいように少し身構え、相手を待った。


草との距離が3Mぐらいになったとき、相手が勢いよく、飛び出してきた。


やはりな。飛び出してきた相手は予想道理バンプラビットだった。


バンプラビットは魔獣のなかではかなり弱い部類に入る。


普通の村人でも2~3人いれば倒せるレベルだ。


しかも、今私は普通の村人ではない。先程蘇生したばかりとはいえ魔人なのだ。


バンプラビットぐらい楽に倒せるだろう。私はそう考えていた。


私は飛び出してくるバンプラビットを殴ろうと拳を振り上げた。


一撃で終わりだろう。そう、私が考えていたとき私の腹に激痛が走った。


体が軽く浮き、そのまま倒れ仰向けになる。


なぜだ、バンプラビットはここまで強くなかったはず、魔人の私が負けるはずないのに・・・。


私は敵を警戒しつつも、状況を確認した。


・・・そうか!ここは魔の森の奥地だっ!


しかも魔力の多いところなのに、最近は魔力が溜まりやすくなっているのか・・・。


私はこの状況に悪態をつきつつも、この敵を倒さなければ、と考えていた。


だが、いかせん敵が速すぎる。この魔人の体の私でも見切れない。


くそっ!何とかこの敵に集中できれば・・・。


私はそう思いながらバンプラビットを見つめ、心の中で、集中、集中、と頭で唱えていたら、頭に先の声が響いた。



「スキルポイントを消費し、{集中LV1}のスキルを入手しますか?」


私は先程のような便利な能力を手に入れられると思い、すぐに「はい。」と念じた。


そして、私は、飛び出してくるバンプラビットに向かい集中、集中、と見つめた。


その瞬間すべての音が消え、時が止まった。


いや、止まってはいないようだ。少しずつバンプラビットが動いている。


私が観察していると、また腹に鈍い痛みがきた。


時間制限があるのか・・・。私は痛みを我慢しながらそのことをしっかりと覚えておく。


大体五秒ぐらいか・・・。私は制限時間を確認し終えた後、いったん考えるのをやめ、目の前の敵に集中した。


今度は決める。私は{集中LV1}を使い遅くなったバンプラビットに向かい拳を叩きつけた。


少し遅れて、、メキメキっ!と聞こえ、バンプラビットが地面に叩きつけられていた。


強化されているので、まだ死んでいないのでは、と思い警戒しつつ、バンプラビットを見た。


強化されているのは、速さと力だけっだたようだ。


私がそう安堵していると、バンプラビットが消え変わりに灰色の鉱石が残っていた。


魔石だ・・・。確か倒した魔獣は十分程度で印をつけなければ魔石になるんだったな。


私は、魔石を拾い眺めてみた。普通のバンプラビットの魔石より色が濃い、やはり強化されていたな・・・。


私がその魔石を眺めていると、だんだん、魔石が食べたくなっていた。


私は我慢できずにその魔石を一口噛んでみた。おいしぃ、いままで食べたことのない味だ。


私がそう感じていると、頭にあの声が響いた。


「速力強化1/5 筋力強化1/5を手に入れました」


魔石を食べると便利な能力・・・スキルを手に入れられるらしぃ。




私はバンプラビットとの戦闘の疲れを癒し先に進んだ。

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