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笑い声  作者: もんた
4/6

自己紹介

ガラッ

「みんなぁ、席に着いてぇ」

気持ち悪いオネェ語と共に入って来た教師は、筋肉モリモリだった。

ベタだなぁ……

義樹は今回は思うだけにした。

「今日からこのクラスの担任になる、近藤鉄治よ♡年齢はヒ・ミ・ツ♡ちなみに独身よん♡みんなよろしくねぇ♡」

クラスはシーンとしてる。

そりゃそうだ。あんなんじゃ……

だが近藤は気にしない。

「じゃあ次はあなた達の番よ♡」

順々にみんなが自己紹介していく。そして、暴走族の副総長の番になる。

「総長、お先に失礼します」

律儀に総長に一礼をする。

「北条雄大だ」

それだけ言うと、総長お願いします、と一礼する。

どうせしゃべんねぇんだろ……

義樹は心の中で毒づく。義樹の思いとは裏腹に総長は立ち上がる。

おっ遂に喋るのか!

「総長の山田太郎だ」

ものすごく高い声だった。ただ高かった。声変わりしていない、とかその程度ではない。そのゴツイ体格からは想像もできない程の高さだった。義樹はズッコケそうになるのをこらえる。そして何事も無かったかの様に自己紹介は続き、遂に義樹の番になる。

「斉藤義樹です。よろしくお願いします」

そう言って座る。みんなからはため息の様な物を感じ取れるが気にしない。みんな、朝から義樹のツッコミを聞いていたから、義樹の自己紹介にも期待をしていたのだ。そして、そんな義樹を置いて自己紹介は続き、あの美人の番になる。今回は義樹以上の期待が寄せられている。

「桜井瑞穂です。これからよろしくお願いします」

立つ・自己紹介・座る。この一連動作からも気品が感じられる。クラスのみんな―――男子はともかく女子まで見とれている。見とれていないのは、近藤ただ一人だった。

「ハイハイ、続けて♡」

近藤の声でみんなハッとし、自己紹介が再開する。そして最後の女子の自己紹介が終わる。

「それじゃぁ、みんな。このメンバーでこれから一年間やっていくから仲良くしてね♡これでHRを終わりにします♡」

義樹は色々と心配になってきた。

これからはストーリー性が無くなっていきます。

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