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『詩姫』少年  作者: しゅ
1/1

1.異世界転移



 人生とは想定外の連続だ。

 交通事故、身近な人間の訃報、バナナの皮でスベって転ぶetc...

 長い人の生に起こる出来事は、いつだって予想できることの方が少ない。

 

 たった今彼も、そんな現実の理不尽に巻き込まれた被害者の一人となってしまった。



 「どこだよ、ここ・・・。」



 * * *



 橘コウタ 15歳

 中学二年生

 家族構成は 父、母、自分 のいわゆる核家族。時代の流れには逆らえなかったらしい。


 家から近くの平凡な中学校へ通い、平凡な毎日を送り、平凡な成績をとる。

 運動、学業、芸術などなど、そのどれをとっても、特にコレと言って突出した才能は持ち合わせてはいない。


 だがまぁ、普通というのはそういうものだ。

 真に優れた才能というものは、選ばれた人間しか持っていないのである。


 だがしかし、そんな彼にも、『才能』や『特技』とは到底言い表せようもない、ある『特徴』がある。


 それは、彼と同年代の少年から壮年の男性まで幅広く罹患し、渦を巻き、世界中へと拡大していくやまい


 その病を患う者は、深く、くらい、カルマを背負い、その胸に癒えない痛みを残す。


 冠する名は──『中二病』──。


 わけわからんことをいきなり言われて戸惑ったことかと思うが、要はコウタが年相応に中二病患者だという話だ。


 流石におおっぴらに表に出すことはないが、格好良い漢字、台詞、英字などすべからく大好物である。

 空いた時間にはオリジナルの技名やポーズの作成、研究に余念がなく、誰もいない場所で実際に技を使う練習もこっそりとしていたりする。


 大人になって思い出したら悶絶間違いなしの毎日を送る。コウタは、そんなありふれた一般的な中二病少年の一人であった。勿論勉強はしていない。


 その平凡少年のコウタが、現在どこにいるかというと──


 「どこだよ、ここ・・・。」


 冒頭の流れに戻るわけである。


 つい先程まで自室にてFF14を興じていたはずだったが、気がついたら目の前の景色がガラリと変わり、プレイ中の姿勢のまま、見知らぬ森に投げ出された。

 何を言ってるかわからねーと思うが、コウタ自身にも分からない。


 …否、心当たりは、ある。

 見知らぬ土地にいきなり移動、となれば、まず思い浮かぶのはテレポーテーションだ。そこに、コウタがネットサーフィン中に仕入れた、今流行りの情報を加味すれば


 「もしかして:異世界転生?」


 正確には、コウタは死んで生まれ変わったりはしていないので、転生ではなく転移なのだが、ラノベをあまり読まないコウタはそのへんの知識があやふやだった。

 そして、何故か検索エンジンのもしかして機能のようになっていた。ツッコミが追いつかないので、一度に二度ボケるのはやめていただきたい。


 「いや、普通に日本のどっかの森の中とか、外国って可能性もあるな。どっちにしても異常事態だけど…。」


 異常事態にも関わらず、実に落ち着いた様子である。

 コウタ自身は「出来れば異世界の方がいいなあ」などと考えている。理由は「そっちの方が面白いから」危機感ゼロである。

 もしも異世界転移であるならば、自分には何かしら特別な能力が備わっているはず。あるいは危機に瀕した際に特別な能力に目覚めるはず。という、何の保証もない根拠に今後の選択を任せてしまっていた。

 このことを、コウタは後に死ぬほど後悔することになる。


 現在地がどこなのか確定させる為にも、歩きださなければならないだろう。が、見える範囲は全て「木」ばかり。完全に詰みの状態であった。


 「適当に歩き始めるしかないか。山だったら下山目指してれば方向に迷わずに済むんだけどな・・・。」


 そう言って、なんとなく進む方向を決めて、コウタは歩き出した。



* * *



 3時間が経過した。

 もっとも、時計もないこの場所では正確な時間など分かりようもなく、むしろコウタの体感時間ではそれ以上に感じられていた。

 普段から運動などさほどしておらず、特に歩き慣れていない森の中での行動は、短時間ながらもコウタの精神と体力を著しく蝕んでいた。


 (…足が痛くなってきた。歩けなくなる前に休んだほうが良いかな…。)


 加えて、少しずつではあるが空も暗くなってきていた。

 森の夜が来るのは早いと言う。日が出ていて、周りが確認できるうちに寝床くらいは確保しておくべきだろう。

 そう考え、行動に移そうとはするも、寝床なんてどうやって作ったら良いのかわかるはずもない。

 最終手段としては、木の上で寝ることになるだろうが、落ちたりしないか心配である。


 「すぐに街に着くかと思ったんだけど、流石に甘かったかなぁ・・・。」


 そう独り言をしながら、寝床に丁度良さそうな場所と、食べられそうなものがないか探す。

 ここまでの道中にも一応軽く探しながら来たのだが、食料どころか、川すら見つからなかった。

 このままでは飢え死に待ったナシである。なるべく早く街か村に辿り着いて、人の生活圏内に行かないとならないだろう。


 しばらく探してみたが、やはり結果は芳しくなかった。仕方がないので今夜は飯抜き&樹上睡眠にするしかない。


 (前途多難だなぁ・・・。大丈夫か?こんなんで。)


 軽く不安を覚えつつ、木をやっとの思いで登っていくコウタ。

 枝の丈夫そうなところを探し、身を預ける。

 先程まで慣れない森の中を歩きづめだったおかげで、身体は疲れ切っている。

 起きていても体力を消耗するだけなので、さっさと寝てしまおうと考え、目を閉じて身体の力を抜いた。



* * *



 「・・・寝れない。」


 木に登って身を預けてから数時間ほど経過した。

 辺りは既に真っ暗になっており、目を開けているのか閉じているのか分からないというレベルで周りが見えなくなっている。明るい内に木に登っていて心底良かったと思った。


 だが、それとは別の問題がある。眠れないのだ。

 夜の森というのは案外騒がしい。虫やら動物やらの鳴き声がそこら中からするし、風が吹けば木々が擦れ合う音がする。


 まぁ、それ自体は気にしなければいいだけなのだが、一番の問題はたまに肉食動物っぽい呻き声が近くを通り掛かることだ。

 流石に周りがほとんど見えないこの状況ではマトモに逃げられるとは思えないし、魔法が使えるかどうかも分からないこの段階で「戦う」なんてありえない選択肢だ。


 なので、その度に息を潜めるしかないのだが、通り掛かる度に心臓が縮こまるような思いをしていては眠れるはずもない。木の上に居るのが気づかれてないだけでも奇跡的といえるだろう。


 その日は結局、その後もほとんど眠れないまま、朝を迎えることとなった。



* * *



 森に転移してから、2日弱が経過した。

 未だに街も村も見つけられない。


 事ここに至って、流石にコウタも認識を改めている。

 すなわち「本当に死ぬかもしれない」可能性があることを。

 いや、むしろ、現在の状況を鑑みれば、死ぬ可能性のほうが大きいと言えるだろう。


 なにせ、食料を一つも見つけられていないのだ。つまり、2日弱かそれ以上、何も食べてない。

 一応、水だけは途中で見つけた川で飲むことが出来たのだが、飲んでからしばらくすると腹が痛くなった。当たってしまったらしい。


 (・・・もう、嫌だ。家に帰りたい・・・。)


 思い出すのは、日本での暮らしのことや、家族のこと。

 安全な暮らしも、いつでも食べられる食料も、普通だと思っていた。当たり前だと。

 確かに、日本ではそれが『普通』だった。


 だが、ここではそうはいかない。

 食料なんて無いに等しいし、仮に有ったとしてそれが「安全」なのかどうかも分からない。

 睡眠中なんてのは、一番無防備な瞬間だ。寝入っている内に、いきなり襲いかかられやしないか。そう考えるだけで、怖くて眠れなくなるのだ。


 ・・・最後に何を話したのか、思い出せないのだ。家族と。あまりにも「日常」すぎて。

 朝に「おはよう」と言ったきりだったかもしれない。下校してから少し話したような気もする。

 けれど、どんな話をしたのか、思い出せなかった。

 二度と、会えないのかも、しれない。

 そう考えるだけで、涙が溢れてくるのが抑えきれなかった。


 たった2日。とも言えるだろうが、年若い彼の心を砕くには、十分すぎる時間と経験であった。

 …いや、例え大人であってもそう耐えられるものではないかもしれない。なにせ、頼れるものも知識も一切なく見知らぬ土地に放り出された状態である。まともな神経の人間には耐えられるはずもなかった。


 けれどコウタは、進むことだけはやめなかった。

 止まってしまったら、それ以上歩けなくなってしまうような気がしたのだ。

 既に疲労はピークに達しており、一歩踏み出すごとに足の裏を棒で叩かれるような痛みが走る。

 きっと靴ずれだって起きているし、マメも沢山出来ている。

 でも、歩くのはやめられなかった。やめたくなかった。



* * *



 更に1時間ほど経過した頃だろうか。

 後方からガサリという音がして、嫌な予感がしつつも振り返ると、そこには狼のような姿の獣が居た。

 大きさはそれほど大きいわけでもない。とはいえ大型犬と中型犬の間くらいはあるのだが。

 だが、そこよりも目を引く、普通の狼との圧倒的な違いがあった。


 そいつの額には、乳白色の角が生えていた。

 こんな生き物は地球では見たことがない。奇しくも、異世界確定というわけだ。

 もしかしたらコウタが知らないだけで、地球のどこかには居るのかもしれないが・・・可能性は低いだろう。


 無論、嬉しくはない。それどころか最悪である。

 外国の方が圧倒的にマシだった。少なくとも、これで、まともな方法では家に帰れないということがわかったから。


 コウタが辟易とした気分でいる間にも、ツノ狼は距離を詰めようとしている。

 「早く逃げないと」と、そう思い、すっかり重くなった身体を全力で動かす。

 だが、ここまで疲労困憊の状態で出せる速力など、たかが知れている。

 すぐに追いつかれ、背中を爪で引っ掻かれた。


 「い゛っ…!」


 鮮烈な痛みが背中全体を駆け巡り、疲労によりボーッとしていた頭が一気に覚醒する。


 (ヤバい。ヤバいヤバいヤバいッ!!)


 頭が覚醒したことにより、重くなった身体にもエンジンがかかり、一気に全速力で駆け出す。火事場の馬鹿力というやつだろうか。いつもより速く走れている気がする。


 「はァっ…!はァっ…!あぁクソッ!!なんだってんだよ!!」


 駆けながら後ろを確認すると、ツノ狼が一定の距離を保ちながら、ピッタリと張り付いてきていた。

 普通の狼と違って表情筋があるからなのか分からないが、その口角は上がっており、とても愉しそうにコウタを追いかけているのが見て取れた。


 合理性を考えれば、とっとと獲物であるコウタを狩ってしまうべきところなのだが、わざわざ遊んでいるのは、余裕があるからなのか、それともこの世界の獣特有の性質なのか。

 そんなことを考えながら逃げていると、唐突にコウタの全身を浮遊感が襲った。


 「──は…?」


 前方を見る。

 足場が、ない。 ない! ないッ!?


 「うわあああああああああ!?」


 後方のツノ狼に気を取られていて前を見る余力がなかったコウタに、更なる不運が襲いかかる。

 すなわち、崖からの転落。


 「ッ! ──!? ッァ゛!?」


 幸いと言うべきか、崖の下も森だったため、緩衝となってくれる木も豊富で、枝を何本も折りながらも落下速度を減少させることができた。

 だからといって、怪我をしないというわけでもないので、コウタの身体には打撲傷が大量に出来ていることだろう。


 ドスン!と音を立てて尻から着地する。これまた幸いにも、枝に揉みくちゃにされたお陰で、頭から落ちずに済んだ。だが、決して少なくはない衝撃が背骨を伝って脳に叩き込まれたため、目の前が一瞬真っ白になった。


 「……ってぇ…。」


 体の各部から訴えられる痛みを必死に耐えていると、前方の茂みから何かが動くような音が聞こえてきて、コウタはこれ以上ないほど顔を引き攣らせる。

 音がした方向に顔を向けてみると、そこにはツノ狼がいた。


 追いかけてきた?ありえない。速すぎる。崖から落ちたばっかりなのに。別の個体?何で俺ばっかり。

 言葉にするなら、概ねこのような内容の考えが、コウタの脳内を駆け巡った。

 そんな風に考えている間にも、ツノ狼はカパリと口を開け、涎を垂らしながら、どんどんと距離を詰めてきている。


 (ああ……。)


 身体が動かない。完全に詰んだ。これは、死ぬ。

 打開策も見当たらず、諦念に包まれながら目を閉じるコウタ。

 その瞼の裏では、これまでのそれほど長いとも言えない人生が再生されていた。走馬灯というやつだろうか。

 その中で、ふとここに来たばかりの時分の情景が流れ、その時の自分の考えの甘さが引っかかった。


 『もしも異世界転移であるならば、自分には何かしら特別な能力が備わっているはず。あるいは危機に瀕した際に特別な能力に目覚めるはず。』

 特に何の根拠もなく、盲信していた愚かな考え。

 馬鹿だ。馬鹿すぎる。どうしてそんな馬鹿な考えに自分の行動を任せられる。

 もっとちゃんと考えて行動するべきだ。先を予測して、自分に何が出来るか、何をすべきかを考えるべきだった。

 ここまで状況が悪くなってからでは、最早、手遅れ──


 (いや……ちがう……!)


 諦観に、『死』に完全に包み込まれる寸前で、コウタは思い直す。

 何が手遅れだ。ふざけるな。

 死にたくないんなら、諦めるな。生きたいんなら、身体がぶっ壊れてでも動け!


 「ああああああああああ!!!!」


 雄叫びをあげて軋む身体に喝を入れる。

 近くにあった石を拾い上げ、ツノ狼に向けて思いっきり殴りかかった。

 狙いは眼球。ほとんどの生物の急所だし、毛皮部分ではほとんど効果がなさそうだから。


 まさかこの期に及んで反撃してくるとは思いもしなかったツノ狼は、コウタの攻撃をまともに受けてしまう。


 「ギャッ!?」


 小さい悲鳴をあげて、ツノ狼が仰け反る。

 ほんの少し出来た時間を無為に過ごすわけがなく、コウタはすぐさま立ち上がり、戦闘態勢をとる。

 追撃は…出来そうにない。いくら急所に当てたとはいえ、野生の動物(しかも、恐らく魔物)が、そう長い時間怯んで隙を見せるなんて愚を犯すとは思えなかった。

 現に、ツノ狼は既にダメージを振り払い、腹の底から震えるような唸り声をあげており、その眼は憤怒一色で染まっていた。


 「ガァアア!」


 怒りに身を任せ、一直線に襲いかかってくるツノ狼。

 対するコウタは、完璧とは言えないまでも、おおよその方針は固めている。


 (さっきのラッキーパンチのお陰で、左目が潰れるまでは行ってなくても、ほとんど見えてはいなさそうだ。つまり死角。襲いかかられる寸前に右に跳んで、木の裏手にまわる。当然追いかけてくるだろうから、そこに合わせて殴りつける。出来れば右目か鼻を潰したい。)


 考えをまとめきったコウタは、向かってくるツノ狼にタイミングを合わせて脚に力を入れる。

 ツノ狼が口を大きく開け、飛び上がってきた。

 コウタがシミュレーションした通り、右に跳ぶ──寸前


 「抜刀術─『刹』」


 どこかから、自分ではない人間の声がした。

 直後、ツノ狼の首と胴体が分かたれた。


「……え?」


ドチャリと音を立てて地面に落ちる『ツノ狼』だったもの。

どこかから放たれた何かによって、首を飛ばされたと考えて間違いないだろう。パッと見でも既に命は潰えているということが見て取れる。

問題は、この光景を生み出したのが誰で、次に自分がどうなるかである。状況から考えて、たまたま通りかかった誰かが助けてくれた…と信じたいが、どういう人物か分からない以上は警戒は解かない方が良いだろう。警戒したところで抗えるとも思えないがそれはそれだ。


「おい、ボウズ。大丈夫か?こんな所で何してんだ?」


警戒と考察を同時に行っているコウタの元に、いかにも異世界というような装いをした中年男性が現れた。


確定したことが二つある。

まず、言葉は問題なく通じるということだ。おかしな発音や訛りなんかも感じられないのでこれは非常に助かる。

次に、やはりこの人物はコウタを助けようとしてくれたということ。

騙して捕まえようとしている線も考えられるが、先程の謎の攻撃なんかを見る限り彼我の実力差は明白であり、そもそも騙す必要がないのでやはり「助けようとした」で確定だ。


だが、そんなことがどうでもよくなるほどにコウタは驚いていた。

理由は男の風貌にある。

何故、何故こんなところにこの人がいるのだ。


「父…さん…?」


男はコウタの父とそっくりな顔をしていた。

表情や纏う雰囲気なんかは明らかに違うが、顔は双子かと言いたくなるほど全く一緒だった。


「あぁ?俺にはお前みたいな息子はいねえぞ。最高に可愛い娘ならいるけどな──って、おい!どうした!」


親馬鹿っぽい発言をしながらニヤリと笑う男を他所に、コウタは崩れ落ち、倒れた。

転移してからここまでの疲労の蓄積、ツノ狼から負わされた傷も当然のごとくまだ血すら止まっておらず、更に崖から落ちたダメージもある。限界はとっくに超えていたが、更にそれすら超えてしまっていたとしてもおかしくなく、助かったことへの安心感がギリギリ保っていた緊張の糸を切ったのだろう。


「…しゃーねえ、こんな所に置いていけねえし、一旦ウチまで運んでやるとすっか…。」


男の一人言を遠くに聞きながら、コウタの意識は急速に闇に包まれて行った。



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