プロローグ
とある警察署の一室に六人の少年少女達が集まっていた。
そしてその中の一人の少年と五人の少年少女たちが質問と回答を繰り返していた。
「おい。ホントなのか?お前ほどの奴が黒猫を辞めるなんて」
一人の黒髪の少年が聞く。
「ああ、辞めるよ。ま、本当の意味で辞めるわけじゃない。一応超長期休暇扱いになるらしいし」
「わかった、お前がそこまで言うのならもう止めない。ただし、超反社の連中に動きがあったらお前も駆り出すぜ」
「…え?マジで?」
「当たり前だろ?お前しか戦えないやつもいるんだから」
「…まあ、わかった」
そこで黒髪の少年と喋り終わると先程の少年より一回りほど大きい青年と呼ぶのがふさわしい黒髪の男が聞く。
「けど、カイトなんで黒猫抜けるの?」
「ヤクモ……。簡潔に言うと疲れたんだよ戦いに。小学一年生くらいの年齢から俺は鍛錬を積み、来る日も来る日も戦ったからだ」
「私も似たようなもんだったよ」
「ヨル…」
ヨルと呼ばれた一人の少女というには大人びた雰囲気を纏う女性はヤクモと呼ばれた黒髪の青年を窘める。
「ま、そう言うこった。諦めな、ヤクモ。まぁ、何かあったら駆けつけてやるからな。それじゃあな」
そう言い放ち辞めると言い放った彼、カイトはその場に集まった五人に見送られて警察署から去った。
すると彼は
「さて、あの学校にいるアイツに頼むか……。不本意だけど」
独り言のように彼はつぶやきくと、歩きながら携帯を取り出し電話とある人物にかけた。
しかしカイトは立ち止まることなく、警察署を後にした。




