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エピローグ


 渋谷スクランブル交差点に現れた魔族、そして女王の姿はしっかりとライブカメラにより写されていた。


 当然、かん口令により動画はすぐに消されるのだが、消せば増えるの法則により多くの人に情報は広まった。


 そして秘密というものは、十人中八人が黙っていても、二人は漏らすもの。

 多くの自衛隊員が死んだ。

 巨人が現れ、スクランブル交差点を占拠していた。

 巨大な割れ目から現れた。


 軍に捕まっていた若者がいる。

 その若者を追って多くの自衛隊が動いていた。

 どうやらその若者たちが事態を収束させた。


 ネット内ではそこそこ正確な情報が引き抜かれていた。


 そこから異世界からやってきた神が、異世界から帰還した人たちによって倒されたとほぼ完ぺきな推理がされた。

 だが、あまりに、あまりな内容に一蹴されてしまう。


 そして、推理は迷走していく。

 宇宙からのメッセージを受けた若者たちが集まり、宇宙人とめぐり合おうとしたのだが、群がそれを止めようとした。

 と、どこかの映画のような物語が製作されるのであった。


 表向きには国際テロ集団がオリンピックに合わせ入国し、スクランブル交差点で爆破テロを行ったことになっている。

 住民一斉退去も、どこかに別の爆弾が隠されている可能性があったためとされ、テロ集団はすでに検挙されたと正式発表がされた。


 一週間で退去は解除され、日常は帰ってきた。

 国会では納得がいかないと追及され、テレビでもネットの映像が出され政府が不誠実な対応をしていると流すも、国際テロ集団だと一切譲らなかった。


 そんなこんなで冬が到来した。

 オリンピックは延期となり、バイデンとトランプの大統領選挙で騒然となった冬の寒い日に、一本の動画がネットにアップされた。


 渋谷スクランブル交差点。

 ライブカメラとは違う角度のカメラ映像。

 音声はないが、一人の少年が血まみれになりながら女王の元へと進む動画であった。


 戦いこそカットされていたが、銃撃を受け倒れている姿は映されていた。

 そして、何者かが彼を持ち上げている姿。

 女王が土下座をしている姿が映されていた。


 そのあとはバッサリカットされ、何故か元気な姿になり女王へと向かっていた。

 女王は勢い余り地面に転がりながら、少年の元へと向かい・・・

 二人は力強く抱き合った。


 正直なところ、意味不明。

 なぜ怪我が治っている? もしかして前後逆なのか? そもそもどういう状況なのだ?

 もしかすると映画のワンシーンを撮るために退去させられたのか? と思われるほどだ。


 ただ、荒々しく抱き合い、長いキスをする二人を見て、

 この物語は、ハッピーエンドで幕を閉じたのだけは理解できた。




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