46話 稼ぎましょう
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全部で7匹のゴブリンを倒し引き上げることにした。
メイメイのレベルも11から12へ1つ上がった。
「今日はありがとうございます。こんなにゴブリンを倒したのは初めてです。地上でアイテムを山分けしましょう♪」
「それは良かった。俺はアイテムは要らない。それより地上に出たら1つお願いがあるんだ」
メイメイは、何だろうと首を傾げていたがアイテムを全部もらえることに喜んでいた。
地上に出て有料の簡易シャワーを浴びる。もちろんトイレも有料だ。
「片山さん、お願いは何でしょうか?」
「実はドロップアイテムを売りたい。協力してくれ」
俺はショ―トソ―ドとゴブリンの魔晶石を持っていることを伝え売り払うのに協力をお願いした。MPポ―ションはこのダンジョンでドロップしないのでやめておく。
「なんだ―、そんなことですか? いいですよ。いくつ持っているんですか?」
「20個ずつくらいさばきたい」
「え? そんなに」
俺は仲間に頼まれたと嘘を言い、ダミ―鞄を叩きここにあるぞとアピ―ルした。
メイメイは少し考えて案を出してきた。さすがに20個は多いらしく俺と半分ずつ売ってはどうかと提案してきた。
「なるほど。その方が良さそうだな」
「でしょう? 早速売りましょう」
早速、メイメイにゴブリンの魔晶石10個を預け売りに行かせる。
しばらくして笑顔で戻ってきた。
「ゴブリン魔晶石は1個1000元です。10個で…えっと……16万円です」
「結構高く売れたな」
ゴブリンの魔晶石は相場が決まっているらしく値崩れしていないらしい。
俺も同じ店でゴブリンの魔晶石10個を売ってきた。値段はメイメイと一緒であった。
次にショ―トソ―ド10本をメイメイに預ける。今度は武器専門店に向かった。
さっきと同じように笑顔のまま小走りに帰って来た。
「ショ―トソ―ドは1本300元でした。10本で……4万8千円です」
「やっぱり……そんなもんか」
1本5000円弱だったことに肩を落とし俺も同じ店で売って来た。
収入
◇ゴブリンの魔晶石20個 32万円
◇ショ―トソ―ド20本 9万6千円
合計 41万6千円
俺は1000元、1万6千円を手間賃にメイメイに渡した。
メイメイはそんなの受け取れませんと口では言いながらニコニコ貰っていた。
アイテムボックスには、まだまだ入っているので目立たないように毎回少しずつ売りさばくこととしておく。
この後、俺たちは一緒に夕食に行くこととなり市内に戻って日本食レストランで食事をする。
メイメイからは明日も一緒にどうかと誘われたが仕事があるため断った。
「メイメイ仕事は?」
「やめた……今はダンジョンで稼ぐだけ」
話を聞くと上海へは出稼ぎで1年前から来ているらしい。ダンジョンが現れる前は普通に働いていたらしい。故郷は福州の田舎町らしい。上海の若い娘はほとんど出稼ぎで上海人の国籍を持っているのは4分の1もいないらしい。3代続かないと上海人になれない。ん!? 聞いたとあるぞ! 江戸っ子か―……!!
故郷には幼い弟も居て暮らしが大変で両親はともにバラバラに出稼ぎに出ているため家族がそろうのは年に1回あるかどうかみたいだ。これでもマシな方らしく同じ村の友達は、罰金が払えないので身分証が持てず故郷からも出られないため血を売って生活しているらしい。
また血……か!!!
「罰金?ってなんだ!」
「あたしが生まれたこと。10万元……。」
「1人っ子政策か!」
「うん。・・・友達は……。」
「黑孩子か?」
「そう」
確か……身分証もなく学校にも行けず、医療も何も受けられない子だな。中国では登録上の男女比5:1と言われているが実際はそんなことはない。女性も産まれている。登録されていないだけでいるのだ。1人っ子政策によって跡継ぎの男子だけを登録する。女子が産まれると罰金を払って2人目を生むか。罰金が払えない家庭は、黑孩子にして存在していないことにするのだ。
とてもヘビ―な話を聞かされてしまった。
金への執着やハングリ―さが少し理解できた。
メイメイとは連絡先を交換して別れマンションに帰った。
久方ぶりにネットダンジョン情報を調べる。
◇ダンジョン魔物情報
地下1階 角兎、大ネズミ、大蛇
地下2階 大カラス、トンボ、大王蟻
地下3階 ゴブリン
地下4階 コボルト
地下5階 オ―ク、ボス:???
地下6階 ???
地下5階はオ―クが出るのか! 地下3階以降は、魔物は固定されてそうだ。上海ダンジョンも地下5階はオ―クか? 確か女神さまが1か月後にスタンピ―ドを発生させると言っていたな。進化の種まきだのふざけた理由で。早く日本に帰らなくては!
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