39話 女神さまが笑う!
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《特殊ダンジョン踏破オメデトウ!》
女性の声が聴こえてきた。姿は見えない。
「だ…れ?」
ボス部屋には俺しか居ない。女性の声も頭の中? に聴こえている気がする。
《ココは、7番目の特殊ダンジョン。踏破者に特別な力を授けるのじゃ》
じゃ? 今『じゃ』って言ったよな!
「あの―、誰ですか? もしかして・・女神さま……?」
これは…… もしかして異世界物語に出て来る神とか女神とか!?
《違うぞ。そうじゃな― おぬしらが言う「神」に近しい存在じゃのお。妾は、この世界で遊んでっ……!! いや、管理しておる者のじゃ。特殊ダンジョンの初踏破者であるおぬしに特別に声を掛けてやったのじゃよ》
今、遊んでるとか言って無かったか? 話し方が老人語ってやつか?
「質問です! 特殊ダンジョンって何ですか? あと7番目とか……。」
《特殊ダンジョンとは妾が観察用に創ったダンジョンじゃ。この星に7つある。ココは7番目のダンジョンじゃよ》
ん!? 今、「星」って言ったよな。さっきは「世界」と言ったのに……。
「あのぉ――、「世界」とか「星」とか何ですか? それに何のために何を「観察」してるんですか??」
《せわしい奴よの~。 人間、この世界を知りたいか?》
急に人間呼ばわりしたぞっ!
「是非、知りたい……というか知る必要があります!!」
《あいわかった。心して聞くのじゃ》
お、老人語にサムライ語もでたぞ!
《先ず我等は、この世界の者ではない。おぬし等の言葉でこの宇宙の者ではない。既に生物という枠にも収まらぬ存在じゃ。生物の知的レベルと文明レベルを教える前にこの世界をおしえてやるっちゃ》
今、「ちゃ」って言わなかったか?
《この世界の誕生は約2000億年前じゃ。世界……いや宇宙は全て特異点から膨張し縮小し消滅する。この宇宙も折り返し点を超え縮小しておる。おぬし等は、ビッグクランチと言っているようじゃ》
「え? 宇宙誕生から137億年じゃないの? それに膨張していると習ったような……。ビックランチ? 聞いたこともない……です」
《ヒョホホホ・・137億年? おぬし等人間もバカじゃない。そんことを信じる科学者はおらんよ。「おぬし等の技術で観測できる範囲が137億光年」なのじゃよ!》
・・・俺は硬直した。
今、ヒョホホって笑ったよな!? ん―、何か大事なことを言っていたが頭の中に「ヒョホホ」しか残らなかったぞ。
《次は生物レベルと文明レベルだ》
◇レベル1:微生物
原始RNA泡、リボザイムも含まれる。
《現時刻の宇宙で微生物が存在するのはこの星だけじゃ。数百兆ある銀河の中でも生命構成物質まで進化することはまず、有り得ないんじゃ。液体が存在出来る恒星との距離、大気が数億年流出しない星、熱100℃によるウエット&ドライを繰り返す早さ、磁場による星の安定、自転による大気の流動、衛星による液体の満ち引き・・・何か1つが欠けても生命構成物質は生まれん》
◇レべル2:植物、虫
《意識を持たずDNAに組みこまれた本能だけで行動している生命体じゃ。この星では虫の祖先は、地球外生物と言われているが只の植物じゃよ。植物の一種が進化し動き出したのが虫の始まりじゃよ》
◇レベル3:生命体または、二次元生命体
《自我をもった生命体じゃ。犬、猫、鳥、爬虫類じゃ》
◇レベル4:知的生命体(低)
《文明を築いた生命体じゃ。人間のことじゃよ》
◇レべル5:知的生命体(中)
《系外探査ができる生命体じゃ。つまり太陽系を出て活動できればおぬし等もこのレベルとみなさるんじゃ》
◇レベル6:知的生命体(高)
《銀河系の外に出れればよいのじゃ。簡単じゃろ? ヒョホホホ―》
「・・・」
《そして我々はその遥か上の高次元体と言われておる。世界を…いや、宇宙を移動できるのじゃよ》
何だか難しい話になってきたぞ。ダンジョンを創った目的は何なんだ?
何だか凄い設定にしてしまった。この先どうなるんだ?
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