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ダンジョンで稼ぐ  作者: SHIGE
第一章 駐車場ダンジョン
37/48

37話 ボス部屋

月刊ローファンタジー部門で5位になりました!

ありがとうございます。

「これ、もしかしてボス部屋??」


 地下5階には豪華な扉が1枚あるだけだ。見たこともない古代文字のような紋様が彫られている。これは、文字か装飾か分からないが非常に神秘的だ。


 よし開けてみよう!


「開け――ぇゴマ!」


「・・・。」


 どうやら必殺の呪文でも開門かいもん出来ないようだ。

 仕方がないシンプルに力でこじ開けるか!? 門に触れた途端に自動ドアのようにスライドして扉が開いた。


 部屋の中はかなり広い。

 学校の体育館の半分くらいはあるな。俺は部屋の中に足を踏み入れ周囲を見渡した。


「奥に何かあるな!」

 松明たいまつが左右に置かれ中央に何かいる。


《ゴゴゴオォ―――》

 音のする方を振り返ると、入口の扉が勝手にしまった。

 閉じ込められてしまったようだ。


「・・何かやばそうな感じがする!」


 俺が松明の方を凝視していると、中央のそれは立ち上がり動き出した。

 あれ? デカくないかぁと思いながら見ているとゆっくり近づいて来た。


「コボルト……だよな」


 かなり大きいコボルトであった。手には大きい剣を持っている。

 超鑑定を唱える。


《ハイコボルト レベル30 コボルトを統べる者》


 いつもの【級】ではなく【レベル】で表示された。


 ハイコボルトは俺の前まで来ると剣を突出し挑発している。闘う気満々のようだ。身長は2メートルくらいありそうで胸板も凄い。体重も150キロぐらいありそうで人間とは筋肉量が違うと一目で分かる。やるしかない! と考え俺も剣を構える。


 ハイコボルトの殺気がビンビン伝わってくる。

 殺気に耐え切れなくなった俺は無意味な攻撃を仕掛けてしまう。


「おりゃ― 真空刃!」


 大した攻撃ではないと見切られたのか避けずに胸で受けられた。全く効いていない。俺はレベルが上がり技の威力が増しているハズなのに……。ちょっとショックだった。


 今度はハイコボルトが剣で攻撃を仕掛けてくる。


「早い!! あぶなっ」


《《ガッシャ――ン》》


 何とか躱したが、床に剣が当たり床の石畳が破壊された。凄い力だ!

 コボルトの動きは体躯たいくに似合わずとても早い。


 俺も剣を中段に構えてから切り付けてみるが、剣で受けられ簡単に押し返されてしまう。パワーが違いすぎる! そうこうしている内にハイコボルトが上空に飛びあがった。そのまま剣を上段から振り下ろしてくる。地下4階のコボルトがよく使っていた技だ。


「やばっ!」


 まともに受けてしまえば恐らく俺の剣が折られてしまうだろう。

 剣で受け流してから躱そうと考えていたのだが……。

 余りのスピードにタイミングを合わせられなかった。


「そうは問屋が卸さないか!」


《《バッキィ――ン》》


 見事に剣を折られてしまう。

 これアカンやつだ。まるで勝てる気がしない!


短めでスミマセン。

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