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ダンジョンで稼ぐ  作者: SHIGE
第一章 駐車場ダンジョン
24/48

24話 紋次郎

初投稿です。

宜しくお願いします。

 今日も俺は地下4階でコボルトを狙いレベル上げをしている。

 何とか単独コボルトならハイヒ―ルを自分に使い安定して倒すことが出来るようになってきた。不思議なことにコボルトからは最初に巻物がドロップしたが、それ以外は魔晶石しか、ドロップしない。

 5匹目のコボルトを倒したところで、


『パンパカパ――ン♪』

『スキル回復魔法のレベルが上がりました』

『エリアヒ―ルを取得しました』


名前:片山かたやま すすむ 30才

種族:人間

レベル13 → レベル14

HP D → D(+)

MP D → D(+)

力  D → D(+)

防御 D → D(+)

速さ D → D(+)

運  A

【ユニ―クスキル】 

 成長 ステ―タス成長2倍

【スキル】

 超鑑定

 剣術Lv4『真空刃』『回転切り』『2段突き』

 回復魔法Lv3 → Lv4『ヒ―ル』『キュア』『ハイヒ―ル』『エリアヒ―ル』

 身体強化Lv2『闘気』

 空手Lv1『正拳突き』


 レベル14に上がりステ―タスがD(+)となった。

 俺はエリアヒ―ルを唱えてみた。俺を中心に3メ―トルくらいが優しい光に包まれる。予想通り範囲回復だろう。


 地下4階の探索はここまでにして帰ることとした。


【収穫】

 ショ―トソ―ド 1本

 MPポ―ション 2瓶

 ゴブリンの魔晶石 2個

 コボルトの魔晶石 5個


 ネットの掲示板で以前ショ―トソ―ドに2万円を付けた『猫の肉球さん」とやり取りをしている。どうも1本しか必要ないらしい。


「うーん、どうすっか。1本1万円にすれば10本買わんかな?」


 

 俺は佳奈の忠告を思い出し紋次郎もんじろうに連絡を取ってみる。

 紋次郎とは同期入社であるが、今ままで仕事上での接点は少ない。だが、彼の話し方なのか、人柄なのか、非常に親しみやすく気軽に話す間柄である。


 俺は携帯を手に取り紋次郎に電話を掛けた。


 「紋次郎か?、片山だけど」

 「おお、待っていたぞ、かたやん」


 何を待っていたかは不明である。


紋次郎「どうしたでござるか?」

俺  「10日後に中国行になった」


 俺は会社に呼び出されたことから説明した。


紋次郎「そうでござったか、1か月とは短くて無念であるな」

俺  「いや、むしろ長過ぎだ」

紋次郎「かたやんが、栄転えいてんするとは拙者はうれしいぞ」

俺  「だから、栄転じゃなくむしろ、左遷させんだよ」

紋次郎「ははは、照れるでない」


 いや、こいつは変わらんな。


俺  「という理由わけで中国語を勉強したい」

紋次郎「かたやんの頼みだ、命に変えても何とかするでござる」


 いやいや、命とかいらないからっ!


紋次郎「中国でござるか。赤羽、錦糸町辺りで……。」

紋次郎「明日の23時に赤羽駅で待ち合わせるでござるよ!」

俺  「え!? そんな遅いん?」

紋次郎「はははっは……。夜は長いでござるよ。では、かたやんまた明日!」


 紋次郎は入社時からこの口調である。誰にでも親しみやすい。

 出世はしないが、どこの会社にも1人や2人居る『夜の部長』というやつだ。これが案外頼りになる奴だと有名だ。


紋次郎!ゴメン

書いてしまった!

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