17話 ヒット&スエーって何??
初投稿です。
宜しくお願いします。
2匹のゴブリンもこちらに気付いたみたいだ。
『グギャ!!』
『グゴギャキャ!』
何となくだが俺の悪口言ってるだろ?
2匹はゴブリン語で意思疎通が出来てるように感じられる。
少し接近して見るとゴブリンの容姿が見えてくる。
身長はだいたい1メ―トルくらいか。肌の色が人間とは違って緑っぽいな。腰には一応、布を巻いている……。顔つきは小鬼のみたいで牙? も見える。手には木の棒みたいなもんを持っていた。
何これっ! 顔が怖いんだけどぉ―。武器まで持ってるし……。
今までの魔物とは違い意思を持っていると思うだけで緊張する。これから命のやり取りをすることに俺は恐怖していた。俺の意思とは別に膝がガクガク震えている。
しっかりしろよ俺! と思いながら2匹のゴブリンと向かい合う。
ゴブリンも直ぐには襲ってこない。俺を観察しているのか?
俺が剣を上段に構え行くぞとゴブリンに意思を伝えた。
俺の意思が伝わったのか1匹のゴブリンが叫びながら棒を振り回し突っ込んできた。
『グギャアア』
俺は上段から剣を振り下ろす。
ゴブリンは俺の攻撃見るとサッと後方にジャンプして躱す。
こいつ、攻撃はめちゃくちゃな割に動きだけは早いな!
「2段突き!」
『ギャッ・・ ググ―』
ゴブリンが後方に避けた隙に俺が前に踏み込み2段突きで追撃した。
突きの1つがゴブリンの肩に命中しキズを負わせることが出来た。ゴブリンは一瞬苦痛の顔を浮かべるものの戦意は落ちていない。
今度は2匹同時に攻撃に向かって来た。
こいつら―。くそっ当たらねえ!
ゴブリンの攻撃は、速いが力は弱いみたいだ。むしろ、厄介なのは俺の攻撃が当たらないことだ。こいつらは攻撃しては下がりを繰り返しているのだ。狩りで獲物を弱らせるような戦い方か……!?
「これは何だっけ? ヒット&スエ―ってやつだな!?」
ショ―トソ―ドはリ―チが短くなかなか当てることが出来ていない。俺はさっき肩にキズをつけた奴に狙いを定め一気に勝負に出ることにする。
「オリャァ、真空刃!」
ゴブリンの足に真空刃を放ち動きを止めたその瞬間に今まで以上に深く踏み込み接近する。首を落とすつもりで剣を振るう。剣はゴブリンに届き深手を負わせることが出来たが、首は落とせなかった。しかし、それが致命傷となったみたいでしばらく苦しんだ後に光の粒子となり消えていく。
もう1匹も少し手こずったが何とか倒すことが出来た。
ゴブリンが人型という事で気にしていたが案外俺は何も感じない。
「俺みたいな心優しい一般人にはもっとハ―ドル高いと思ったんだがな」
俺のもともとの性格なのか、ダンジョンという異常な環境の所為なのかは分からないが意外と自分が冷静であることに安堵する。2匹目のゴブリンが光の粒子となって消えた後には布と巻物が落ちていた。
近づくとその脇には緑色の小石も落ちている。俺は小石を拾い上げ、
「これが魔晶石か? 超鑑定」と唱えた。
《ゴブリンの魔晶石 生命エネルギーを石の結晶にしたもの》
なるほどな……。よく分かんねえ。続いて布を鑑定した。
《ゴブリンの腰布》
「・・・」
これ要らねぇ。触りたくねえや。
最後に巻物を拾って鑑定を唱えた。
《スキル身体強化「闘気」が取得できる巻物 レア度 ☆☆☆☆☆》
意外と超鑑定が役立った。
今までの巻物も広げる前に鑑定しておけば良かったんじゃね?レア度は☆5つだ。レストランなら一流だなと思いながら巻物をその場で広げた。
《スキル 身体強化を取得しました》
《身体強化「闘気」を取得しました》
無機質な声が聞こえてきた。自身に超鑑定を唱える。
名前:片山 進 30才
種族:人間
レベル10
HP D(-)
MP D(-)
力 D(-)
防御 D(-)
速さ D(-)
運 A
【ユニ―クスキル】
成長 ステ―タス成長2倍
【スキル】
超鑑定
剣術Lv4『真空刃』『回転切り』『2段突き』
回復魔法Lv3『ヒ―ル』『キュア』『ハイヒ―ル』
身体強化Lv1『闘気』
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