12話 魔法
初投稿です。
よろしくお願いします。
レベル5に上がった俺は地下2階に向かった。
2階に降りる前に新しく取得した『回転切り』を角兎で試すことにする。
途中で出くわした角兎に《回転切り》と念じた瞬間のことだ。
俺の体が宙に舞う。
そのまま、前回転する。
その勢いのまま切り付ける。
角兎をあっさり切断した。
俺は少し愕然として呟いた。
「そのまんま……!? だな」
メリットは、攻撃威力のある技を手に入れた。連続で繰り出せる。
デメリットは、モ―ションが大きいことだな。
まあ、これで何とかなるだろうと思い地下2階に降りた。
通路を進むと少し先に何かが落ちている。
「なんだアレは……。」
ぐるぐると渦巻のような? アンモナイトのような? ものだ。
そいつはゆっくり動きだし細長い形に変わった。
超鑑定を唱えた。
《羽ムカデ E級》
ん? ムカデなのか!
羽ムカデ E級だ。角兎がF級だから1ランク上だ。
早速羽ムカデに近づき先制攻撃の真空刃を放った。
「真空刃!」
カッツ――ン
「・・・」
カツンといって見事に弾じかれてしまった。
「硬い……な」
こりゃ―全く効いてないな。
よく見ると表面が硬い甲羅のようなものに覆われている。
幸い動きはそれほど早くないが、あの口だけはヤバい。
口には枝切りバサミのような歯が出ていてカチカチさせている。すごく不気味だ。背中に小さい羽が付いているが飛ぶ気配は全くない。
俺は、口攻撃だけに気を付けて剣で牽制していく。何度か口攻撃を躱す。
何とか羽ムカデの死角に入り回転切りを使う隙を作ることに成功した。
「今だ! 回転切り」
あっさり、首を切り落とすことが出来た。
羽ムカデが光の粒子となって消えた。
すると、『小瓶』と『巻物』がドロップした。
小瓶を鑑定するとMPポーションと出た。
今のところ俺には必要ないと思いそのままポケットにしまう。
次に巻物を拾い直ぐに広げてみる。
『スキル 回復魔法を取得しました』
『回復魔法「ヒ―ル」を取得しました』
「なぬ! 魔法だと……!!!」
投稿の仕組みがよく分からない初心者です。
宜しくお願いします。




