設定集② 魔術と魔法
◆魔術◆
黒魔術、白魔術、精霊魔術、召喚魔術、錬金術の五つ。黒魔術は火、地、雷、氷、闇属性をいう。主に攻撃に特化した魔術。反対に、白魔術は水、風、木、無、光属性の防御や回復などのサポートに特化した魔術。精霊魔術は妖精にしか使える者はいないと言われるほど使い手がおらず、召喚魔術も精霊魔術ほどではないものの使い手が少ない。精霊や幻獣と契約して力を貸してもらう魔術だが、相手を見下していると呼びかけにも応じてもらえない模様。どの術も長い詠唱が必要だが、アルヴェディアでは無詠唱や詠唱カットもできるようになっている。唯一詠唱不要の錬金術は、主に薬を作ったり武器に能力を付与するためのもの。錬金術師は自分で作った爆弾などで戦う場合が多い。
◆魔法◆
魔物や幻獣が使う術。魔術とは違い、どんなに大規模なものでも無詠唱で発動できる。その代わり、一体につき一属性しか使用できない(神竜は別)。強い魔物や幻獣ほど上級の魔法を使用する。
~ランクについて~
魔術にはランクが存在する。魔物などのランクとは違い、下から初級、下級、中級、上級と分けられる。初級、下級魔術は才能のある人なら無詠唱可能だが、中級になると難しい。上級魔術では詠唱カットですら難しく、長い呪文を唱えなければならない。ゲームでは敵のレベルが初級はLv.10、下級はLv.30、中級はLv.60くらいを超えるとあまり大きなダメージを与えられなくなっていた(目安ではE→Lv.10、D→Lv.25、C→Lv.45、B→Lv.65、A→Lv.80、S→Lv.90、SS→Lv.100)。アルヴェディアでの魔術は三百年前の全盛期よりもレベルが低くなっているらしく、ランクが一つずつ下がっている。初級がなくなり、上級は古代魔術と呼ばれる伝説級の扱いになっているようだ。魔法も同様。
~無詠唱と詠唱カット~
無詠唱は一言も話さず、想像+魔力のみで発動させる方法。詠唱カットは呪文を短く省略する方法。無詠唱や詠唱カットにはかなりの想像力、魔力、技術力がいる。
☆ちなみに……
「Lv.004」で雨水が使った魔術、「セルーション」。黒魔術の中の風属性魔術で、ランクは下級。アルヴェディアでいうところの中級魔術。元々の呪文は【広大な大地を駆け抜ける風よ、我の元へ集い我が意に従え――――セルーション】を【駆け抜ける風よ、我に従え――――セルーション】に省略したもの(詠唱カット)である。小規模な竜巻を起こす魔術。
次回から設定は後書きに書きます。