6・パパのお仕事
今日も太陽が雲と雲の間から出てきました。
雲の上から見る太陽は、とても大きいです。
ぽーは、ママと朝ごはんを食べていました。
モグモグ モグモグ
「ねえ、ママ。パパのおしごとを見てみたいな」
「じゃあ、見てきたらどう?」
「え……っ、いいの?」
「いいよ」
ぽーは、雲の下にある『森のお店』へ向かいました。
大きな森の中にある、きれいな川のそばのお店。
パパが仕事をしている赤い屋根のお店に着きました。
木の扉をトントンとたたくと、中からおばさんが出てきました。
「あらっ、ちょっと待ってね。おーい、ぽー君がきたよ」
店の奥から、パパが出てきました。
「おお、ぽー。どうした?」
「パパのお仕事を見にきたの」
「そっか。パパはな、ここで作った物を、雲の上に住むおばけのみんなに渡すのが仕事なんだよ」
「へえー」
「じゃあ、どんなものを作ってるか見てみるかい?」
「え……っ、いいの?」
「今日はいそがしくないから、いいよ」
「やったー♪」
パパとぽーは、お店の裏にある、ものづくりの場所へ行きました。
たくさんのおばけたちが、せっせと働いていました。
机やイス、木の箱、虫とりあみ、木のおもちゃ……。
ぽーは、ワクワクしながら見てまわりました。
「……ねえパパ」
「うん、なんだい?」
「パパは、いつかえってこれるの?」
「もう少しで休みになるから、帰れるよ」
「そっか。やったー!」
「ぽーは雲の下で、ぼうけんしてるんだろ?
たまには、パパのとこにも来てくれな」
「うん、わかった!」
カラーン♪ コローン♪
カラーン♪ コローン♪
「さて、家に帰っておやつを食べなさい」
「はーい。じゃあね、パパ!」
ぽーは大きな空に浮かぶ雲へ向けて、元気よく飛んでいきました。




