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人類豚汁化計画  作者: 激落ちくん
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第八章 〜CLIMAX〜

電力がなくなり、兵器も使い物にならなくなってしまった。電力の復旧を試みようにも、発電機も爆破で壊れていた。期待されていた最新兵器は使い物にならなくなり、日本防衛軍は火薬銃などの型落ちで戦うという不利な状況になった。一方Mr.omiotukeは、金庫の扉を突破しようと最新兵器を容赦なく使用していた。日本防衛軍は爆破後音がなった方に厳戒態勢で近づいていく。そこにはきれいに壊された金庫までの防壁が並べられてあった。日本防衛軍は、そこに侵入者がいることを初めて知った。この先には敵軍の親玉がいる、と警戒しつつ金庫の場まで向かう。だがMr.omiotukeの姿は見当たらない。全域をくまなく調べたが、やはりどこにも人影はなかった。侵入者が逃げたとか、あれは残りの少しの火薬が遅れて引火しあいた穴だったのではとみんな口々に言い出し、緊張感がどっと抜けていった。だがその瞬間1人、また1人と倒れていった。なぜ?日本防衛軍は、急な襲撃に大混乱を起こした。なぜいなかったのに攻撃することができているのか?その答えは簡単だ。最初からずっといたから。Mr.omiotukeは光学迷彩スーツに身を包み最初から息を潜め、気が抜けた瞬間に音を出さないように静かにすべての兵士を気絶させ無力化させていった。そして日本防衛軍は、Mr.omiotukeの居場所がわからず、パニックも重なり、FFフレンドリー・ファイアで大量に戦力を失ってしまった。冷静な者もFFで倒れ、場は混沌としていた。少し時間が経つと日本防衛軍は冷静さを取り戻し、なんとか一時戦略的撤退を行い体制を立て直した。このままでは全滅すると考えた日本防衛軍は、全方位に向けて一斉射撃を行うという強硬策に出た。これが意外にも効果があったようで、複数の鉛玉がMr.omiotukeに食らいついた。そしてその銃弾で光学迷彩スーツが壊れた。姿が見えるようになり、日本防衛軍はそれに追撃をかけるように撃ち続けた。Mr.omiotukeも影に隠れ、打開できる装備を探す。その間にも日本防衛軍は迫ってくる。やがてMr.omiotukeは万策を尽き、この戦争も終わる...はずだった。急に金庫が空いたのだ。日本防衛軍が来るまでしていた金庫のハッキングが今成功し、金庫が空いたのだ。その急な出来事に日本防衛軍の一瞬のスキを突き、中に入り込む。そしてそのMr.omiotukeの手には小型高性能爆弾が握られていた。爆弾を手にとったMr.omiotukeに、どちらも動けずに身構えるという状態になった。日本防衛軍が先に動けば機密兵器が破壊され、日本防衛軍の武器生産ラインが壊れ、負けが確定してしまう。逆に、Mr.omiotukeが先に動けば、爆破したあとに鉛玉を一斉射撃され蜂の巣になってこの計画は破綻し、失敗に終わり、やがて死ぬというどちらも動けない状況であった。そしてどちらも思考を巡らせていると、先にMr.omiotukeが口を開いた。その内容はMr.tonjiruと1対1で話させろというもの。だが、今Mr.tonjiruは捕虜収容施設の反乱を抑えているところである。Mr.tonjiruを今ここで連れて来るとなると、捕虜の反乱に押し負けることは一目瞭然で無理だと分かっている。だから日本防衛軍は「無理だ」と言うことしかできなかった。交渉が決裂する。それはここからMr.omiotukeが、何をしてくるかわからないというものだった。その時Mr.tonjiruからの無線が来た。状況確認らしい。そしてありのままのことを全てはなす。そうするとMr.tonjiruは深く考えてこういった。「相手の用件を聞いてそのまま一言一句間違えずに伝えろ」。何故かMr.omiotukeもそれを聞いたかのように要件を言い出した。なぜ分かったのか。それはMr.tonjiruが傍受しやすい電波に切り替え、相手にありのまま伝えることで隠し事ができない状態だと相手に知らせることで爆破のリスクを抑えたからである。こうして両方のトップの話し合いが始まった。Mr.omiotukeはまずすぐに眼の前の日本防衛軍が使っている無線を要求する。密談をさせないためだ。そして次に日本の政治の決定権を我が軍隊のものにしろという要求だった。さすがに承諾できない内容だった。断ると案の定爆破の脅しが来る。そうするとMr.tonjiruが「言った内容のできる限りのことはする。だが日本を渡すことはできない。だが、あなたの戦争を始めた理由の対処のできる限りのことはすると約束する」といった。これは遠く言い回した言葉で言われているが、内容は、Mr.tonjiruは日本の英雄となりつつ政治への影響も多少はあるのでその私を使って少しなら日本の政治権を渡して良いというもの。これにやっとMr.omiotukeも同意。これにて、戦争は終結を迎えた。捕虜反乱や混乱もすぐに収まり、平和な日常が戻った。だが、Mr.tonjiruはMr.omiotukeからの要望に対応して欲しい物リストが大量に押し付けられ、休みのない労働に励んでいたのだった。ちなみに「ブラジルの皆さん〇〇ですかー」と言えるのは、年に1回までになりそれを超えると、30阿僧祇ジンバブエドルの罰金が課されるようになった。


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