第三章 〜終わりの始まり〜
Mr.tonjiruによって日本国内での内乱は終わりを迎えた、と、誰もが思っていた。
日本での内乱が幕を閉じて早三日、某総理大臣の滅茶苦茶により更地の代名詞、島根県が反乱を起こした。現在日本の都市部は戦争によって朽ち果て、今まさに復旧作業が行われている間であった。そのためか、比較的被害の少なかった中国地方の一部がここぞと言わんばかりに兵を挙げたのだ。反乱の主犯は「Mr.kentinjiru」。早速島根県は鳥取県を侵略、島根県の圧倒的な技術力によって鳥取砂丘は世界一の独立主義国家「toritoru」へと変貌を遂げた。このことを知った政府は、「人類豚汁化計画」のときのようにならないようにしたがその対策も虚しくMr.kentinziruを中心として動いている独立国家の情報網により突破され勢力を拡大していった。その後もtoritoruを中心に侵略に侵略を重ね山口県、岡山県が植民地化し技術力を加速させた。この間にも旧革命派の技術を修復しそれ以上のものまで揃えていった。そのことを知ったタイムトラベラーは急いで現在の日本へと向かうも、到着した時にはもう手遅れであった。政府のことを盗聴している、政府の中や一緒に戦っている戦友のなかにスパイがいる、相手にはまたロシアや中国もついている、いやそれ以上かもしれない、アメリカ軍でも刃が立たないなどの噂が混乱を寄せた。そしてその噂はすべてほんとうになった。toritoruは世界の絶対的な地位を手に入れた。もう、誰も止められない....すべての人がそう思った。だがまだあきらめない「Mrs.maziru」がいた。Mrs.maziruは、Mr.tonziruの戦友でありそれと同時に妻であった。Mrs.maziruはスパイとしてtoritoruに侵入。toritoruの戦力を内側から少しずつ削っていたのだ。Mrs.maziruの来行によって窮地に立たされていたMr.tonziruは内に秘めた力を解き放す。「Super tonziru power」だ。周りにある虐殺兵器を全て豚汁へと変える禁術。それが故にMr.tonziruもその技を封印していたのだ。この技のお陰でtoritoruの勢力は最前線の島根を超えて元の鳥取まで収縮。元の日本に戻りつつあった。だがtoritoruはMr.tonziruなどのタイムトラベル機の再現に成功。その間に政府にいるスパイがMr.tonziruのタイムトラベル機を持ち出すことに成功した。このせいでtoritoru軍が未来へとタイムトラベルし、Mr.tonziruは未来の世界で重症にまでに追い込まれた。だがMr.tonziruは忘れていなかった。Mrs.maziruの信頼の厚さを、奪われし鳥取砂丘の暑さを、そして、豚汁の熱さを。Mrs.maziruが助けに来たのはその時だった。