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我らが軍隊・異世界戦争物語  作者: 隆哉
第一章 ユリオン軍主国VSアルバー大帝国
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2話 これがお前の実力だ

演習にて

冬夜対夏月が艦隊同士で演習をすることになった。


冬夜「ここの世界も同じような兵器があるんだな」


夏月「そりゃ俺らの親父が設計した軍艦だから流石とも言うべきだな。ここの国にあるもののほとんどが親父が設計、開発をした軍艦ばかりだ」




軍艦は自由に選択出来る、10隻編成で組む必要があった。冬夜は空母3隻、駆逐艦4隻、潜水艦3隻で編成をした。

演習でのルールは艦隊を組む軍艦数は10隻、2週間以内での決着、演習用の消耗品を使用、大破は撃沈判定とする。また、攻撃不能、航行不能、バイタルパート破損、指揮不能の場合も撃沈判定となります。旗艦が大破(撃沈判定)になった場合そこで演習は終了です。

演習で作戦位置に両者、軍艦を配置した。


今回の冬夜の作戦、追い込む作戦で1隻を確実に仕留めていく作戦だった。敵艦がまとめて来てくれたら、尚更有利だった。だが違った、なんと1隻だけしか来なかった。それも来たのは旗艦、他の艦艇は?何処にいる?そうこうしてるうちに敵旗艦との距離は残り18km、冬夜はふと気づく。この星、地球とは何か違う…


それもそのはず、この星は物理法則や重力は地球とほぼ同じだが、この星は地球の約10倍の大きさがあるのだから。離れても離れても敵影が見えたまま。夏月が乗ってるのは戦艦、大和型にかなり似ている。これは行けるかと思ったがそんな簡単に航空機で攻撃できるものじゃなかった。この戦艦は対空にかなり優れており、マッハ2以上も出る戦闘機を簡単に落としていた。

夏月の艦隊編成は戦艦5隻、空母2隻、軽巡洋艦2隻、潜水艦1隻で編成していた。


この演習、冬夜の艦隊は次々と大破させられていった。この世界、元世界の現代の理論は通用しない。それもそのはず、この戦い元から勝てるわけないのだった。冬夜がひとつ疑問になったのは、攻撃が何一つ当たらなかった、だが相手はほぼ全弾当ててきた。これが実力の差?その割にこっちはいくら回避しても当たる。


演習後


夏月「どうだ?」


冬夜「ああ、最悪な負け方だよ」


夏月「お前に勝算はあったのか?」


冬夜「勿論、あったとも」


夏月「元からお前に勝算はない、何故なら俺にはスキルや加護がある」


少し怒り気味になっていた冬夜だったが、夏月が不思議なことを言っていた。


冬夜「なんだ、そのスキルと加護とやらは?またファンタジーか」


夏月「ファンタジーがほんとに好きじゃないんだな。まず加護とはこの世界に数百人しか持っていないかなり優秀なもので特に俺が持っているのは神の力をそのまま受け継いだものだ。基本は加護から派生してパッシブスキル、ユニークスキル、エクストラスキル、などといった様々なスキルが身につく。さっきの演習を見たら分かる通り俺は


「絶対神」


っと言う加護がある、どんな加護かは想像つくだろうが、言っておくと絶対に攻撃が当たる、絶対に回避ができる。まぁ大まかに言うとそんな感じだ。納得できたかな?だから実力のあるお前でも勝てるはずがないんだよ。それにこのスキルの凄いところは俺が軍のトップにいる限り、軍全体は絶対に攻撃を受けることがない。さらに射撃では絶対命中になるが、例外もある」


冬夜「そう言うことだったのか...早速なんだが、加護やスキルやらは何かでわかったりするのか?」


夏月「勿論あるとも、調べてみるか?」


冬夜「ああ、是非してもらいたい」


冬夜がそういい、2人である場所へ向かった。その場はかなり使い古されており、今ではガラクタ置き場になっている。夏月は箱をあさり始めた。


夏月「そこに座ってくれ」


「ここは昔、戦闘を指揮するための部屋だった。今じゃガラクタ置き場みたいなもんだがな、はっはっはっはっ」


「冬夜、ここに手を当ててみ?」


冬夜はそれに手を当てた。その機械は小さな光を放った。


夏月「お、鑑定が始まったみたいだな」


大きな光とともに冬夜のスキルが鑑定され始めた。


夏月「冬夜お前…加護を2つ所持しているとは、かなり珍しいやつだな」


冬夜「えーと、一応鑑定は終わったんだよな?」


夏月「ああ、終わったよ。で、鑑定結果は...お前...なんて加護とスキルを持ってんだ...」


冬夜「で、夏月。俺はどんなの持ってたんだ?」


ほぼ見ることのない加護を持ち合わせていたのか夏月は驚きを隠せなかった。なにせ簡単に手に入れられたり習得できたりするような加護ではないからだ。


夏月「加護は創造神と海の加護、エクストラスキル:創造、パッシブスキル:覆す者と言うスキルだ」


「まず、加護が2個あるのとエクストラスキルやパッシブスキルがあるという事」



創造神故に創造はその名の通り、物を作ること出来る。それもほぼなんでも作れる。使い方次第では生命だって作ることの出来る加護とスキルだ。

覆す者は簡単な話、絶対回避も絶対命中もどちらも覆すことが出来るパッシブスキル。

なおどちらも最強の加護とスキルには間違いない。


夏月「ただ、海の加護は分からないな……」


「でもまぁ、なんでお前がそんなにすげぇスキルを持ち合わせたんだか。そういえば鑑定でわかった加護とスキルは今後使えるようになるからな」


冬夜「今後は使わせて貰うよ、このふたつの加護とスキルを使いこなせるかどうかは知らんが」


そう会話を終え、旧司令室から二人は出た。


冬夜「さて、俺はどの仕事?役職に着けばいいんだ?」


夏月「ならば、お前には海軍の大将、兵器製造・設計の方について貰う。重要な役職だぞ?それなりの責任は重いと思ってくれ、ちなみに俺は陸海空の軍隊をまとめる大元帥・国家元帥になるからよろしくな!」


冬夜「こちらこそ、よろしく頼むよ!」


「こっちでも大将か」


夏月「そうだな、今俺が大元帥になったことで海軍の元帥が居なくなった。このまま行けばお前も元帥だ!」


「本当は上級大将にならないと行けないんだけどな!」


そう話しているうちに、サイレンが鳴り始めた。敵国が攻め込んできたようだ。


夏月「敵国が攻めてきたか、なら早速お前には働いてもらう、艦隊の指揮をとり旗艦を務めろ。それがお前の最初の任務だ」



夏月がそう言い、皆急いで戦闘準備を始めた。今回は海上戦闘だ、冬夜が得意とする戦闘。これから先、冬夜が支持をしていく海軍、しっかりと統率して行けるかどうかはまだわからない。

海戦が始まった、敵影が見え始めた。だが、不思議な事に相手は木造船だった。敵艦は次々に撃沈されていった。呆気なく敵艦隊は全滅。あまりにも手応えのない相手だった。何せ木造船というのもあり、簡単に撃沈できた。とりあえず軍港に戻り夏月の元に行った。


冬夜「夏月、あれはどういう事か説明を要求したい。なぜ、あんな木造船がこの世界にいるんだよ」


冬夜がそう言い夏月答えた。

現在この国は今、ある国と戦争中だった。その大陸は本当にRPGのファンタジーな世界と同じように勇者や魔王、魔物、正教会、冒険者ギルドもあったりいたりするようだ。その大陸にあるこの国はドがつくほとんど底辺の様な国だった。人間のみが生きる資格を持ち、獣人族などの扱いは酷いっと言ったらありゃしないほど、最悪な国だ。貿易も不利、気に食わん事があれば見せしめに殺す、なんてこともあったと言う。今戦争中の国は獣人族VS人間の戦いになっている。それでかなり前になるがこの時、冬夜達の父親がこの世界のこの国に召喚されたらしいが、その当時は何ともなかった。その国の王が倒れると今現代に至る状況になってしまったということだ。

父親は、夏月が来て10年後になくなった。だが死ぬ前に色々と設計図や技術を残していたらしく、かなり発展していた。

父親の形見としてある箱があった。その中にはある金属、即ち合金の作り方が載っている資料があった。この金属は完成すると、ものすごい性能を誇る合金であった。

耐熱性は8000℃で液状化するかしないか分からないほど耐熱性の高いものだった。さらに異常なほど硬い。0.001mmという極度に薄くした状態で防げる砲弾は51cm砲(2kmの距離で射撃)を傷や凹みを作らず、容易に耐えた。そして最後に、この金属は特殊で放射能を当てれば当てるほど、より性能が上がって行く物凄い合金であった。ここですごいのは蓄積された放射能は電気に変換される。こうなると半分反則的な金属であった。だが、この金属を作るにあたって絶対必要なスキルがあった。それはもう冬夜が所持している、創造神というスキルが必要になる。これは、製造過程が溶鉱炉などでは絶対に作れない合金であった。なぜ、こんな風にあたかもできたような発言をしているかと言うと1度だけ過去に成功した例がある。5kgも製造に成功した。でも、どうやって製造したかは記されてはいなかった。


冬夜「とりあえずこの合金は俺にしか作れないのか。で、結局あいつらはなんで木造船のままなんだ?」


冬夜は疑問に思った。


夏月「あいつらには俺ら程の技術者が誰一人召喚に成功していないからだ。あの話から結構逸れてたな…冬夜、お前にあの合金を作ることはできるか?」


冬夜「材料があれば作れるだろう、必要な材料のとこになんて書いてあるんだ?」


資料を見て夏月が答える。


夏月「バルト鉱石、ハイニウム(ちょっとでも衝撃を与えるとこの星の半分が消える)、酸化鉄、アルミニウムの四つが材料みたいだ。」


冬夜「材料はどこにあるんだ?」


夏月「倉庫に多く入っているよ、ハイニウムは扱いを間違えるなよ。あれは一番危険なやつだからな、とりあえず出す程度はなんともない。」


冬夜「こんなに集まるものなのか......」



冬夜は案内され呟いた。早速、4つの材料を掛け合わせユニークスキルを使った。すると一瞬で材料が混ざり、すぐにバルト合金になった。これを見て夏月と冬夜がとても驚いていた、なぜなら、前にあったバルト合金よりも明らかに色合いやずっしりとした重み、大きさが違った。これを使ってなにか出来ないかと模索してたところ、バルト合金を使って武器を作ってみることにした。とりあえず簡単に出来るものは何かと考えた時、刀なら簡単に作れるだろうと思った冬夜は夏月に合わせた設計にして作った。できたのはいいものの、夏月が持ったところ、ものすごく重かった。推定重量は28kg程度の刀になってしまった。




一休み


かなり重いが気にするほどでもないなby夏月

3日〜1週間あたりのペースで投稿していきたいとおもっております!誤字脱字があればぜひ教えて下さい!By隆哉

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