6話 休暇の終わり
夏月「そろそろ休暇も終わりだな」
冬夜「長いようで短かったな」
ユミ「列車砲が導入されて嬉しいです!休暇を終えたみんなが訓練に励めますね!」
アマネ「Zzz…」
冬夜「宇宙船の完成が間近だな」
アマネ「まことか!」
冬夜「うそ」
アマネ「グアーーーー!!」
冬夜「なんか申し訳ないな」
夏月「ワオーンって吠えないのか?あ、目が怖い…そろそろ各軍の方針を聞こうではないか、空軍は私がやるが…」
冬夜「なら、まず海軍から始めさてもらう。海軍は旧式軍艦を回収し解体する。その代わり、新たに新造艦を建造する。そこで、蒼轟型が指揮する各艦隊を配置したいと思っている。そのため、階級を何人か上げる必要があるがそこはなんとかする」
ユミ「次は陸軍ですね。陸軍は列車砲の運用、先日製造された、T-3000ライトニングを配備していきたいと思います。また、トルベック平和主義王国にも配置していきたいと思います」
アマネ「次は宇宙軍!宇宙軍は今現在、冬夜が設計してくれている宇宙船が完成次第出発する予定だ」
夏月「では、空軍だ。空軍は領空を基本的に運用する予定だ。それから、空軍のトップを見つけ出す。これらが今のところの全軍の運用予定だな」
冬夜「夏月に聞きたいことがあるんだか、なんでアマネとユミは元帥なんだ?」
夏月「知りたいか?」
冬夜「あぁ」
夏月「それはな……」
冬夜「」ゴクリ
夏月「俺の好みだ」
ユミ「嬉しいです///」
アマネ「……へ、へぇ///」
冬夜「うん、是非とも死んで欲しいな」
夏月「冗談だよ」トウヤノミミニ
冬夜「ならなんだ?」
夏月「話せば長くなるがな、これは後日お前に話してやるよ」
冬夜「了解した」
夏月「うむ」
冬夜「そういえば、この前のシュラハルトン国による攻撃での撃沈は旧式の戦艦だったのと訓練不足で公表した。国民は何故か不思議そうだったがな」
夏月「騒ぎになったのも分かる。俺の絶対神の力がありながらなぜやられるのかって話だな。俺は、神の加護を覚醒させていない」
冬夜「覚醒?」
夏月「ああ、そのせいで覆す者で効果を無くせるんだ」
冬夜「なるほど、じゃあ俺のは覚醒してるのか?」
ユミ「冬夜様は覚醒してますね。神そのものの加護は覚醒しないと大きな効果を発揮できないのです。ですが冬夜様は軍艦を建造されていくうちに覚醒されていたので、特に気にする必要はなかったのです」
夏月「俺は、時が来るまでは覚醒させたくない」
アマネ「なんでだ?」
夏月「今覚醒させてしまうと、この世界を壊すことになる。絶対という力でありとあらゆるものを支配し、この世は腐れ果てていく。だから必要な時に覚醒させるんだ」
冬夜「覚醒したあとはどうなるんだ?」
夏月「消滅する」
ユミ「やはりそうなってしまいますよね…」
夏月「身体が耐えられないだろうな」
アマネ「大変だな、神そのものの力を受けた者は」
夏月「特に俺は神の力がふたつあるからな」
???「もうひとつ増やしてやろう」
全員「!?」
???「申し遅れたな、我は破壊神」
夏月「は、破壊神!?」
冬夜「夏月、やばいかもしれない」
破壊神「夏月と言うのか、貴様に我が破壊神の加護をさずけよう。そして覚醒させたまえ」
司令室が光に染まり、そこにいた一同は
それに包まれた。その光が無くなった時には破壊神はいなかった。
ユミ「夏月様!」タタタタ
「大丈夫ですか!!!」
アマネ「今のは一体」
夏月「うっ」ユミダキツキ
ユミ「夏月様…」
夏月「大丈夫だ」
冬夜「大丈夫なのか?」
夏月「うーん、わからんな。ステータスディスプレイ」
加護︰死神(覚)、絶対神、破壊神、多重人格
夏月「破壊神が付与されてしまったようだな」
冬夜「なんだって!?」
ユミ「私がもう少し魔法を打つのが早ければ…」
夏月「気にするな」アタマナデナデ
アマネ「私も力を発揮できなかった…」
夏月「大丈夫だ」
冬夜「俺も手が出なかった」
コンコンコン、ガチャ
シュウヤ「しつれいs…何かあったんですか?」
夏月「たった今な」
シュウヤ「な、なるほど?」
冬夜「それで、なんのようだ?」
シュウヤ「はい!一ヶ月後にビット中尉による海軍演習が行われることと、二ヶ月後に行われる海軍大演習の予定が決まったことを報告しに来ました」
冬夜「了解した」
休暇の最後にはこんな事が起きるとは誰も予測をしていなかった。当たり前なのだ。未来のことは全てを統べる神のみぞ知る。この世で生きているものが知ることはほとんどないだろう。
一休み
破壊神の加護なんていらないのになby夏月
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Twitter ryuya726_gunzin 隆哉