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我らが軍隊・異世界戦争物語  作者: 隆哉
第三章 我らが軍隊の休暇?
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3話 ライトニング発進!

夏月「ここが海軍のドックだ。で、そこにある巨艦がここにいる冬夜が1人で作った」


アマネ「な、なんと!?これをたった1人で!?」


夏月「そうだとも。さらに言えば、かかる時間は5分も掛からない」


アマネ「ならば冬夜、宇宙軍の船をぜひ作って欲しい」


冬夜「だろうと思ったよ。まぁ暇が無くなる方がいいがな」


ユミ「冬夜様!私の陸軍兵器の話忘れてないですよね!?」


冬夜「もちろん覚えているとも、なんなら完成品があるが見ていくか?」


ユミ「是非!」


そう言い、兵器がある場所まで移動した。


ユミ「陸上兵器にしてはとても大きく私にとってピッタリですね!」


冬夜「結構頑張ったぞ、戦車なのに陸上を走る軍艦みたいな設計にした。名前はライトニングだ」


夏月「さすがだ冬夜と言ったところだな、あっさりと要望を受けてその依頼通りにできるなんてな。俺なんか適当に作って終わってしまうぞ」


冬夜「で、性能なんだが…」


夏月「無視すんな!」


冬夜「失礼」


ユミ「夏月様はこんなのでも、この国の代表ですから」


夏月「こんなので悪かったなユミ」


ユミ「はい!」


夏月「うっ」ガーン


冬夜「……続きなんだが、主砲は32cm連装砲一基、副砲28cm単装高角砲2基、CIWSは14cm3連装バルカン砲4基と言ったところだ。細かいところは後日改めてまとめたやつを見せるとしよう」


ユミ「動かしても大丈夫なんですか?」


冬夜「大丈夫だろう」


ユミ「やったー!」


冬夜「この星は特殊な感じがするよ、地は異様に硬く、海は異様に深い」


「だからなのだろうな、巨大兵器を作ったところでなんともないんだからな」


アマネ「確かにこの星はそうだな、他の星ではかなり地盤が緩かったり、海があっても浅いものばかりだ。おかげで宇宙船を止めるのも一苦労だったな」


ルリ「お話についていけないです…」ボーン


ユミ「ルリ様!大丈夫ですか!?」


冬夜「とりあえずみんな乗り込むんだ、操縦や射撃の簡単なテストでもするから」


夏月「まだやってなかったんだな」


冬夜「出来たのは昨日なんだかな。さすがに夜に射撃とかするのは迷惑になるんじゃないか?」


そう話しながら操縦席までみんな向かった。だが戦車とは思えないほど長い距離を歩いている感覚になる。


冬夜「ここが操縦席だ」


夏月「まあまあ広いな」


冬夜「狭いよりはマシだろう、早速動かすから何かに掴まるか座るのをオススメするよ」


冬夜が忠告するとみんなが捕まるなり座るなりした。


冬夜「では、前進!」


車体は大きく揺れた。それと同時に前へ進み始めた。


夏月「こんなでかい車体でも動くんだな」


冬夜「これで進まなかったら作った意味が無いだろう」


夏月「動力は原子力か?」


冬夜「少し特殊で粒子タービンを利用してる」


夏月「なんだそれは?」


冬夜「核分裂を利用してその粒子をタービンにぶつけている。プラス、熱でも回っている。バルト合金があるおかげで放射線も熱も外に出ることはないからな。そして最大の利点は小さいのにパワーは蒼轟型に載せている原子力はよりも強い」


夏月「なるほど、ではなんで蒼轟2型には搭載されていないんだ?」


冬夜「開発されたのはこの車両の設計ができたと同時なんだが、デメリットもある」


夏月「なんだ?」


冬夜「このタービンはこれ以上大きくしも出力が大きくなることは無い」


夏月「何故なんだ?」


冬夜「簡単な話だ、粒子が大きく動いてしまうのが大きな原因だ。また、発電量は原子力に比べて少ない」


夏月「なら、併用して使えばいいんじゃないか?」


冬夜「建造した後に製造したこと、後にできるであろう巨艦には出力不足で搭載できないこと、併用はできるが場所を別々で設けないといけないなど、問題だらけなんだ」


夏月「まあ、後でも利用出来るところは出てくるだろうからそれまで研究だな」


冬夜「そうするよ、研究してより性能が上がれば搭載するよ。まもなく射撃地点になる」


ユミ「結構長いお話でしたね」


ルリ「レベルが高いお話でついていけないです」


アマネ「よく分からないな」


射撃地点に着いた戦車は砲身にテスト用の砲弾を詰めた。


冬夜「射撃まで、3……2……1……打て」


「「「ドーーーン!!!!1」」」


冬夜「弾着まですぐだな」


「「「ドガーーン!!」」」


冬夜「命中確認、さすがの制度だな」


夏月「そういえば打つ時って口とか開けといた方が良いんじゃないのか?」


冬夜「巨砲を製造してるんだから衝撃に対しての知識はあるよ、それに全ての衝撃は砲身から出るようになっているから大丈夫だ。パワーロスなんてもったいないからな」


夏月「さすが冬夜と言うべきだな」


冬夜「色々確認もできたし、基地に戻るか」


何度か射撃したあと、基地に戻ってきた。


ユミ「今後はあれが配備されるのですか、楽しみですね!」


冬夜「すぐに製造出来るから陸軍にはこいつがしばらく世話になるだろうな」


アマネ「お話は終わっただろうか?」


冬夜「あぁ、次は宇宙船の話か?」



一休み


俺は休みがなくなってしまいそうだなby冬夜

Twitter ryuya726_gunzin 隆哉



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