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生涯をかけた鬼ごっこ

人々が全速力で逃げている

乗り物は使わず、自らの足で後先考えないような逃げ方をしている

僕も逃げている

僕たちを追いかけているのは国に「鬼」と選ばれた存在だ

1人捕まった、サングラスの男たちに車に詰め込まれてどこかに運ばれていった

また1人捕まった、鬼は1人なのに何人も捕まっている

僕は絶対つかまりたくない

だって捕まったら「鬼ヶ島」に連れて行かれるから

これは、国主催の鬼ごっこで逃げ惑う1人の子供の話である


主人公

足が少し早い子供

運悪く鬼ごっこの舞台の範囲に滞在してしまった

捕まった後どうなるか、なんとなく理解している


鬼ヶ島

国が用意した働く場所

給料なし、休みなし、終わりなしのブラック企業も真っ青な場所

作っているのは国に必要なものほぼ全て

国の上層部が「ニートをかたっぱしから捕まえて働かす」と決めた結果ニートが逃げ出して

そのニートを追いかけて捕まえる、この出来事が全ての始まりと言われているよ

今では不定期に突然鬼ごっこが始まり12時間逃げ切ったら何も無しなルールだよ

鬼役は国に捕まえた人数に応じた報酬もらえるからまじになりやすいよ

なお、一部上層部も鬼ヶ島に送られてたりする(主に無能だったり対立者だったり)

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