走馬灯が死なせてくれない
絶望したので縄を用意した
天井からぶら下げ、輪っかを作った
首を通して宙吊りになる
苦しいけどようやく解放される
走馬灯が見えてくる
小さい頃の自分、学生の自分、社会人になった自分、そしていきなり現れて刃物を振りかざす誰か?
気がつくと縄は切れて床に倒れていた。また生き延びてしまった
これで何度目だ?いい加減この世から解放してくれ
これは、人生に絶望した男と走馬灯から干渉してくる謎の女性の話
主人公
何もかも失った男
職を失い、家族を失い、信用を失い、自信もなくしている
何度も何度も命を手放そうとするも走馬灯のせいで死ねない
走馬灯の女性
主人公が忘れている存在
走馬灯の登場シーンで毎回主人公を助けている
その正体は主人公の…大切な人
主人公のなくしたものは
職 :社長だったけどライバル会社にはめられて借金のみ残して潰れた
なお、警察の活躍でそろそろ真相が判明しそう
家族:両親は寿命、妻は失踪、子供はいない
なお、妻は頑張っている
信用;ライバル会社のせいで犯罪者にされているのでなし
なお、周囲も流石に何かおかしいと気づき始めている
自身:数十年間犯罪者扱いされ続けて精神が死にかけている
なお、逆にそのせいでライバル会社の煽りを完全無視できている
奥さん、もうちょっとだから頑張ってね




