ワールド・ハルマゲドン 888世界の人間
「物資不足デス」
管理AIの報告に頭部パーツを抱えた
このままでは成長できない
周囲の惑星は全て再利用させてもらったにもかかわらず不足しているらしい
「現在、金属ガ最モ不足シテイマス。具体的ニハ『レアメタル』に分類サレルモノガ足リマセン」
現在9000Mt在庫があるはずだが足りないらしい
これ以上惑星を消費すると天体のバランスが致命的になってしまう
そう悩んでいるところにメールが届いた
物資欲しいなら参加しますか?
メールの相手は管理者であった
どのようなものか知りたかったが管理者は気まぐれだ。気が変わる前に返事をする必要がある
「参加する」短い返事を送るとどこかに転送された
気がつくと格子状で上部は丸く、下部は平坦になった場所に内装されていた
周りを視認すると同様の状況下にある存在を認識できた
そして中央に人が浮かんでおり、喋り出した
「ようこそ、異なる世界の皆様。今回の世界対抗の戦いに参加ありがとうございます!」
これは、自らの成長のために管理者の遊びのコマになる覚悟を決めた話である
主人公
凡庸型学習人型機械
自身が周囲の同族に比べ性能が劣る現状を改善している
惑星資源以上の金属類を求め世界代表という肩書を手にした
機械生命の世界です
有機生命体が存在しないので他世界への理解がだいぶずれてます
太陽系一つに機械生命体一つから二つの生息です




