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それでも私は釣りに行く!  作者: naoてぃん
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騎士団とナマズと(5)

「ほんじゃあ次の宿でも探しますか」

「まあ宿なんていくらでもあると思うけどね」

言われた通り、こうして外に出ると確かに同じような文字の看板が多い気がする。

そろそろ夕暮れタイムも終わろうとしているのでさっさと見つかって欲しい。

とか思ってる内に目の前の宿屋に入ったヴィヴィがすぐに出てきて首を横に振った。

諦めが早い。

やっぱり宿は電話かネットで予約しとかないとダメだ。

はいはい次次。



「うあーーダメだーー、アレから何時間探してもどの宿も空いてないーなんで?貨物船以外は自粛してたんじゃないの?」

私とヴィヴィはタリアさんも見つからないまま街全体を見渡せそうな高い丘に来ていた。

公園だろうか、そこそこ拓けていてベンチもあったのでそのベンチで街を見下ろしながらヴィヴィのメンタルも座った途端に崩れたらしい。

「それはアレでしょ、私達が刺客を始末したから」

聞いた所によると剣先団は騎士団と互角以上にやりあっててそのリーダーのモンゴウは特に強かったらしいが海産物の形してる時点で私の敵ではない。

私を倒したかったらあと百倍ぐらいデカくなることね。

「このままじゃ野宿よ!うら若き乙女が二人こんな自然に晒されて!なんて酷い!」

「私は野宿慣れてるから平気だよ」

タリアさんとも野宿してたし地球でもたまにしてた。

夜釣りとか日常茶飯事だし。

「あーこんな事ならあの生意気な騎士取っ捕まえて城まで案内してもらうんだった」

それは確かに妙案ではあるが今となってはもう遅い。

というかあの騎士は率先して私達を王様の所に案内するべきだったのでは?

モンゴウを退治する所みてただろうに。

「ま、私もそろそろ釣りがしたいよ」

折角海の街に来たんだしね。

後で海側に戻ったときに釣りしよ。

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