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それでも私は釣りに行く!  作者: naoてぃん
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騎士団とナマズと(1)

「もうやめろ!違うと言っているだろ!」

「いえ!間違いなく貴女は騎士団長のタリア様です!」

「ええい鬱陶しい!」

そう言い争うのはタリアさんと食堂で突然現れたイケメン騎士だ。

船の中ではタリアさんが嫌がって逃げたが船を降りて港を歩いていると再び見つかってこの状態。

私達のあとというかタリアさんを追いかけてくる。

「城へお戻り下さい!皆貴女の帰りを待っています!」

「やかましい!ヴィヴィ!エナを任せたぞ!」

イエスも聞かずに空を蹴ってピョンピョンと建物の上まで消えていった。

「あ、逃げた、ええーエナぁどうすんの?」

「うーんまあどうもこうも、詳しく聞かないと……」

まだ何も情報がない。

というか荷物全部置いていきやがった。

「騎士の貴方も、タリアさん嫌がってるんだからあんましつこいの良くないよ」

「……」

私達に一瞥くれるとそのまま何も言わずに人混みに消えていった。

顔は良くても感じ悪いわ。

「とりあえずどうしようか、宿でも見つける?」

見つけてもヴィヴィの金だけど。

それにしてもあのタリアさんがねえ。

普段のエロエルフからは想像も出来ない。

聞いたら騎士団は王様直属の親衛隊らしい。

そんな責任ある仕事するってがらかあの人が。

いや、そう言えば最初に会った時エルフの村でエルフって種族は人間と仲良くないけど自分は抵抗ないみたいな事を言っていたような。

人間の中に身を置いてたからそういうの平気だったとかそういう事なのかな。

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