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それでも私は釣りに行く!  作者: naoてぃん
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セイレーンとタコと(9)

「王都、王を襲撃するという事は王都の港を通るという事だ、という事でそこでエナに釣り上げさせて仕留めて賞金でガッポガッポの作戦だ、略してガッポガッポ作戦」

「あんたネーミングセンス無いわ」

「しばくぞ……ってお前もそわそわするな!」

既に釣りをしたくて仕方がない。

なんと言ってもあのエルフの森を出た時から必ずこの海で釣りをすると心に決めていたから。

「さ、先に釣りしてもいいですか?」

「まあ構わないが……今投げて釣れるのか?」

「うーん」

まだ時間は昼過ぎ。

漁をする分はもちろん夜の方がいいだろうが普通にイカを釣り上げるにはまあ別に、いや、船より堤防がいいかな。

いイカな。

ふへへ。

「まあ実はイカってあんまり釣ったことないんですよね、何が釣れるかは投げてからのお楽しみ」

と言いつつ既に世界樹の竿セットを出してたり。

「気が早いな」

「チャンスは人を待ちませんよっと!」

ミスリルの針にレインボー海老を刺してタナは十メートル程度だろうか。

ウキは無しで脈釣り。

釣り用の船じゃないからウキの速度に合わせてくれないし。

「いきなりその竿なのか」

「まあ餌がデカイですし、また大ナマズとか大カマスサイズのが掛かったら仕掛けごと持ってかれますからね」

誰かさんがブチブチライン切るからそろそろボックスに入っていた仕掛けも少なくなってきてる。

と言っても補充の手段はないし自作するかスランさん辺りに作って貰うかしないと。

いや、ラインはどうしようもないな。

どうにかして補充したい。

王都にそういう店あるといいけど。



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