表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
それでも私は釣りに行く!  作者: naoてぃん
60/272

思い出とサバと(11)

そもそも私が恋人を作って放課後にクレープ食べたり映画見に行ったりカラオケ行ったりとかそんなの想像が出来ない。

イソメを堤防で投げてる方が百倍似合う。

「将来は蜜とルームシェアかな」

うん、それがいい。

適当にOLとかやりながら蜜と一緒に暮らして死ぬまで一緒。

これ。

子供とかいらんしょ。

知らんけど。



次の日。

ちょっと早めに着くと相変わらず二つ前の席に飯田が座っていた。

「飯田おはよー」

「あっおっおはよ、おはよう」

なんか昨日より距離感を感じる気がする。

「大丈夫?なんか……」

「だいっ大丈夫だから!」

そう言って立ち上がって教室から出て行ってしまった。

「うーんなんか悪い事しちゃったかなぁ」

「よかったじゃないか、悪い虫がまた遠ざかったぞ」

「蜜のせいだぞ」

「濡れ衣だぞ」

ふぅんと肩を落として蜜はちょっと離れた自分の席に座りに行った。

私も自分の席に着く。

教科書を出したりしまったりしていると手紙がパサっと机の中から出来た。

「ああー、またこいつかぁ」

カミソリでも入ってるかな。

振って見ると音がしないことを考えると普通に手紙だけかな。

どれどれ。

-放課後体育館裏で待ってます、来てください-

また随分ベタだなぁ。

まあ行ってやるかぁ。

差出人も書いてないけど。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ