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それでも私は釣りに行く!  作者: naoてぃん
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思い出とサバと(5)

「んじゃあ行くか、飯田の所に」

「え、蜜知ってるの?飯田がどこにいるか」

「あいつ漫研だろ、部室は知ってる」

ああー、なるほど。

漫研に入りたい訳ではないけど行くだけ行ってみよう。



「という訳でこんにちわー」

蜜と二人で多目的室に到着、確かここが漫研の部室のはずだ。

蜜は部屋の外で待機するらしい。

釣り部も発足してたらこういう部室を貰っていたのに。

漫研はいいなー。

五人以上いてー。

ちょっと広めの教室の前の方で数人が集まって絵を描いたり何か話をしてたりしていた。

というかこれは何をする部活なのだろう。

私達に気づいた飯田がビクっとして太っちょの男子の後ろに隠れた。

「な、な、なななななにしに来たの!?」

「その反応は酷くない?何してるのか気になって見にきただけじゃん」

ニヤニヤした他の男子に引っ張られて太っちょの後ろから出てきた。

「なんですかー飯田氏、二次元しか愛さないとか言ったくせに彼女ー?こんな可愛くて巨乳なんて許されませんぞー」

メガネをかけたガリガリのっぽの男子に煽られて必死に否定する。

「ちっ違います!ただのクラスメイトです!」

可愛いなんて久々に言われた。

昔蜜に言われた以来か、もしくは親か。

巨乳は良く言われる。

「んふふ、それでは飯田氏、可愛い彼女さんを送って差し上げるのです、紳士としてね」

部長だったんだ。

絵に描いたようなオタクって感じだけど悪い人では無さそうだ。

「あ、いえ、お邪魔そうなら大丈夫です、飯田がなにしてるのか気になっただけなので、お邪魔しました」

まあ男同士楽しんでる所を邪魔するのはなんか申し訳ないし。

大人しく撤退しよう。

「ふむ、大したおもてなしも出来なくて申し訳ありませぬ、また寄ってくだされ、我ら漫研いつでも待ってますぞ」

メガネキラーン。

ちょっと芝居かかった人だけどいい人だ。

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