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それでも私は釣りに行く!  作者: naoてぃん
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ハイドラとバスと(9)

続く第三投目。

再び同じ杭の辺りにキャスト。

大きく振りかぶって狙いを定めてラインから指を離してストレートど真ん中。

勢い付きすぎて杭に当たりコツンとジグヘッドが跳ね返りぼちゃんと着水。

「あ、まあいいか」

ちょっと力みすぎた。

まあ杭に針食い込んだりしなくて良かった。

良かった?

少し流水に流されてから巻き始め、さっきはシャクリまくったので今度はただ巻きを試そう。

ちょっとゆっくりめにクルクル。

弛めにクルクル。

スィーとそのまま手元まで返ってきてしまった。

あらら。

追ってくる魚影もない。

ぎょえー。

は?

「動きつけなきゃダメか、もっかいトライ」

四投目。

今度は杭より気持ち手前にスィー。

先ほどより気持ち大人しめの着水で。

再びシャクリ、シャクリ、止まり、シャクリ、シャクリ、止まり、シャクリ、シャクリ、止まり、シャクリ……。

手前七メートル程でヒット!

ぐっと引っ張られぐっと合わせて下流に向かってススーっとラインが泳ぐ。

「おお、強い強い」

キャリキャリと巻きながら寄せて寄せてですぐに魚影が見えた。

ぎょえー。

もうそれはいい。

グッグッと引かれ引っ張られドラグがギリギリと悲鳴をあげる。

大分浅い所まで来てる割りに粘るなこいつ。

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