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それでも私は釣りに行く!  作者: naoてぃん
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スライムとサーモンと(9)

「まずはー、肛門の下から包丁をいーれーて」

出刃の刃がスルッと入る。

本当に切れ味が凄い。

一体どんな地球人が持ち込んだ技術なんだろうか。水車と包丁ってどんな組み合わせだ。

もしかして一人じゃなくて数人のグループなのかな。

これから行く村や王都とやらにももしかしたら記録があるかもしれない。

とりあえず鮭に戻るけど腹の下まで刃を入れると予想通り例のアレが出てきた。

「うお!なんか出た!」

「卵ですよ、私達の国ではイクラって言います」

イクラって外国の言葉らしいけど。

というかこの状態は筋子か。

どぅるんと真っ赤な粒々の塊がクーラーボックスから落ちそうになったのをうまく押さえる。

「なにか器、器ないですか」

「器?いやぁ、あ、これなんてどうだ?」

思い出したかの様に肩掛けのポーチから綺麗に折り畳まれた葉っぱが出てきてそれを広げる。

大皿二、三枚分のサイズがあるだろか。

そのポーチのどこに入ってたんだそれ。

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