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それでも私は釣りに行く!  作者: naoてぃん
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地底とシャコと(1)

飯田がいる位置は……地中三百メートルぐらいかな。

全員で大地に立ち雑草を踏む。

生い茂ったという表現がしっくり来るほどに草まみれだった。

何わろとんねん。

「本当にこの下に剣先団の本拠地なんてあるのか?」

全員が立ってる場所を見渡して言うタリアさんの感想もわからなくもない。

確かに見た目だけならただの草原、いや、草むらかな。

周りには木々が生えているが上から見ると綺麗に円形に木が避ける様な形の草むらになってる。

「まあ確かだと思いますよ、気配は確かに地下に感じますし、というか情報持ってきたの騎士団でしたよね?」

むしろ良く見つけたなこれ。

「いやまあ、そうなんだが、私がいた頃よりかなり感知魔法が得意な奴が居たもんだな」

「タリアさんの時は居なかったんですか?」

「ゴリラしかいなかったぞ」

ゴリラって表現が出るって事はこの世界にゴリラいるのか。

それともこれも私の適応能力か。

というか今思えば適応とか適合とか言っていたのも無意識に成分とか解析して最適に体内を造り変えていたのかもね。

あと占いのおばあちゃんに言われた巨大な蛇ってのも心当たりがある。

私の中にある巨大な蛇な力に。

「タリアさんが去ってから十年も経ってたらそれはまあ変わりますよ、十年と言えば産まれた子供が十年ですからね」

「九才だろ」

「あ、零からだった、まあそんな事はいいんですけど、これどうやって入るんですかね?」

「それはアレだろ、お前の力で無理矢理」

「あーーやっぱり、あまり好きじゃないんだけどなー」

足元をキュッキュッと踏みしめる。

ここは土が軟らかくてやりやすそうだ。

いや、硬さとか関係ないけど。


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